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2020年2月3日 月曜日

2 月に入り、いよいよ令和2(2020)年3 月に卒業を控える大学生の就職活動も真の最終局面を迎えている。すでに内定を得て入社の準備をしている人もいれば、現在もなお内定獲得を目指して就職活動を続けている人もいるだろう。今号では、4 月入社に向けてラストスパートに臨む学生のみなさんと、これから就職活動を本格的にスタートさせる学生のみなさんに有益な情報をお届けする。

最新の就職内定率は87.1%昨年より微減も高水準に

最新の就職内定率は87.1%昨年より微減も高水準に令和2 年3 月卒業予定者の就職内定状況を確認してみよう。

厚生労働省と文部科学省が1 月17 日に発表した「令和元年度大学等卒業予定者の就職内定状況(12 月1日現在)」によると、令和2 年3 月に卒業予定の大学生(学部)の就職内定率は87.1%(前年同期比0.8㌽低下)だった。これは、平成9 年3 月卒対象の調査開始以降、2 番目に高い数値であり、過去最高を記録した昨年よりは若干数値を落としたものの、引き続き高い水準にとどまっていることが分かった。

学校区分別で見ると、国・公立大学の就職内定率は89.7 %( 同1.8 ㌽上昇)、私立大学は86.3%(同1.6㌽低下)、短期大学は72.0%(同3.6㌽低下)という結果だった。男女の別では、男子が85.8%(同1.7㌽低下)、女子は88.6 %( 同0.1㌽上昇)で、女子のほうが2.8㌽高かった。

文系・理系別に見ると、文系は86.9%(同0.8㌽低下)、理系は88.1 %( 同0.9㌽低下)と、理系のほうが文系に比べて1.2㌽高い結果になった。

今次の調査結果は、あらかじめ抽出された112 校・6,250 人を対象とする「標本調査」だが、約9 割の学生が内定を獲得している計算になる。逆の言い方をすれば、未内定者は1 割強に過ぎないが、だからと言って必要以上に悲観する必要はない。キャリアセンターに足を運んでこれからの就職活動のサポートを受けると共に、採用活動を続けている企業を調べて試験を受けていく姿勢は失わずにいたい。自分に合わない企業に入社して早期に離職してしまうよりも、自分に合った企業に入社して長く活躍することのほうがはるかに大切だ。入社シーズンの4月は目前だが、活動を続けている人はあきらめることなく、最後までチャレンジして欲しい。チャンスはまだまだ残されている。

就活スケジュールは前年度踏襲選考を前倒しする企業もあり?

令和3 年3 月に卒業予定の学生たちの就職活動がいよいよ本格的に始動しようとしている。いわゆる「2021 新卒」と呼ばれる現在の大学3 年生の就職活動のスケジュールは、これまで主導していた日本経済団体連合会(経団連、本部東京・千代田区)が「採用選考に関する指針」廃止を表明したことによって政府主導に変更となった。しかしながら、当面は現行日程と同様の、3 月1 日に企業説明会等の広報活動が解禁、6 月1 日以降に採用選考が開始される予定となっている。懸念されるのは、企業側が必ずしもこのスケジュールを遵守するとは限らないことだ。6 月1 日よりも前に選考が行われるケースも珍しくはないとの指摘がある。だからこそ、興味のある企業や意中の企業の選考を受けられなかったということがないよう、早めの準備と情報収集を心がけることが大切だ。

特に、3 月1 日からは大学新聞社が運営を手がける「就職コンサルナビ」がグランドオープンする。躍進著しい優良成長企業や堅実経営企業などの最新の求人情報が多数掲載されるため、就活生には積極的な活用が望まれる。

待望の東京オリンピック開催経済効果が雇用機会も誘発

本年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される。東京近郊には大勢の外国人観光客やオリンピック関係者が訪れることから、ホテル・観光業界や飲食業界、また鉄道業界、オリンピック関連のグッズを手がける業界など、多くの業界が特需の恩恵に与ることになるだろう。平成29 年4 月に東京都が発表した経済波及効果は約32 兆円に上るとされており、こうした業界ではより多くの雇用が誘発される可能性が極めて高いこともぜひ覚えておこう。

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