内定への道は日常の学生生活の『習慣』から!
2014年8月22日 金曜日
キャリアサポートセンター
センター長 田口 仁 氏
学生数が1万7 千人超の帝京大学八王子キャンパス(本部東京・板橋区)では、そのスケールに応じて学生からの相談件数が年間約1万4000 件にも達しており、大規模校でありながらも学生一人ひとりにていねいなサポートを行っている。キャリアサポートセンターのセンター長・田口仁氏を訪ね、就職活動を成功に導くコツを聞いた。
■大学を活用しよう!
いまや多くの大学が就職・キャリア形成支援に全力を注ぐ時代だ。帝京大学八王子キャンパスでも「顔の見えるキャリアサポート」を掲げ、学生の希望する進路実現のため、“教・職・学”―すべての教職員が一丸となってきめ細かなサポートを行っている。しかし、いかに優れた支援体制でも、学生が活用しなければ意味がない。そのため同大では職員が学生に対するアプローチを行い、まずはキャリア支援の認知度を高められるように働きかけているのだという。田口氏は「大学の就職課やキャリアセンターは就職活動の拠点となります。こうした場で相談できる『社会人』を一人でも増やして欲しいですね」と語る。
■習慣で差がつく就職活動
田口氏は「就職先は大手企業ばかりではありません。日本を支える有力な中堅・中小企業はたくさんあります。実際に、本学では組織の中核でリーダーシップを発揮し、生き残っていける人材の育成に全力を注いでいます」と、企業規模にとらわれない就職活動の重要性を強調する。
それと同時に「就職活動において学生は普段の『習慣』を見られていると認識してもらいたい。『習慣』は“顔”“ことば”“雰囲気”に表れると言われるので、キチンとした学生生活を送ることがポイントになります」と話す。例えば、学業に邁進するのはもちろん、日常生活においても規則正しく健康でいることを心がけ、挨拶や立ち居振る舞いを正すこと、などだ。
「こうした当たり前に気を配るキチンとした『習慣』づくりが、内定獲得の道につながると思います」と、田口氏は就活生にアドバイスを送ってくれた。
創立50周年となる2016年、八王子キャンパスの新校舎棟が竣工予定だ(写真は完成予定図)