就活支援ジャーナル

send 【ⅠT業界特集2019】ⅠT業界の現状 ⅠT利活用の高度化・多様化

2020年5月26日 火曜日

■身近なⅠTってなに?

日本の産業成長において重要な役割を担うと期待されているのがIT(情報技術)業界だ。検索サイト「Google」やインターネットショッピングサイト「Amazon」、あるいはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「Twitter」など、インターネットやIT技術を利用したサービスは私たちの生活に深く浸透している。
これらを運営する企業は、ITの利活用によって、全く新しい製品・サービスの提供に成功し、現在はそれぞれの分野においてトップブランドを築き上げている。その影響力は絶大で、これらの製品・サービスによって市場構造が変化したというケースも多い。

 

■ⅠT業界の最新動向

日本の産業界でも、付加価値の創出や業務等の効率化によって従来の産業構造や働き方に変革をもたらすIT人材の活躍が期待されている。AI(人工知能)やIoT、ビッグデータといったデジタル技術の進展や、サイバー攻撃に対する情報セキュリティの強化など、社会のニーズも高まっており、IT人材の需要は確実に増加している。

一方、日本の生産年齢人口、特に若年人口は減少傾向にあり、人材の獲得が現在以上に難しくなるという指摘がある。実際に、経済産業省が2019年4月に公表した「IT人材需給に関する調査(概要)」の試算結果によると、2018年現在でIT人材は22万人ほど不足しており、25年には36万人の不足、30年には約45万人の不足が起きると予想されている。ITはさまざまな産業の生産性向上や課題解決のカギを握るツールとして注目されている。今後もIT利活用の高度化・多様化がますます進むと予測されており、文・理を問わず高い意識を持った若者が社会貢献できる業界であることは間違いないだろう。

近年では、ITに関する知識を入社後に基礎からしっかりと学べる研修制度を充実させるなど、理系出身者に限らず、文系出身者やITに関する技術・知識がない人の受け入れ体制を整える企業も少なくない。IT関連企業の裾野は広いため、自身の個性を如何なく発揮できる就職先を見つけたい。

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