就活支援ジャーナル

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2014年11月18日 火曜日

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 就職活動も終盤を迎えようとしている。残念ながらまだ満足いく結果が得られていない就活生も少なくないに違いない。
ここでは、数多くの企業や大学、商工団体で「ES =従業員の満足度を上げるためにはどうすれば良いか」を伝えてきた金野美香氏に、「これから成長していく企業の見極め方」や「企業が求めている人材像」についてうかがった。自らをもう一度振り返り、一歩前へ進むためのヒントをつかんでもらいたい。
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 私が中堅・中小企業向けの組織開発・人事コンサルティング業務を通して普段から感じているのは、「いま伸びている会社は、地域(ゆかりある地域や業界)とのつながりを強め組織の魅力を社内外にどんどん表現することで成長している」ということ。そうした活動に参画した社員のみなさんがイキイキと働き成長し続けている姿を、これまでに何度も目の当たりにしてきました。

 

 地域活動に社員と共に参画している企業。自社主催で地域の人たちが集う場を創り上げている企業。そのような「自らが基点となり地域の課題解決のための取り組みを推し進めている」企業は、最近よく耳にする、いわゆる「ブラック企業」とは対極の存在であるとも言えます。では、そのような会社への入社を果たすには、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

 「学生がどのような“接点”をもっているのか知りたい」。そのように話すある企業の社長さんは、応募してきた学生のFacebook やブログは必ずチェックすると言います。その人の行動パターンや視野の広さは、Facebook 上に投稿されている内容やつながり( 友人)を見ればある程度は推測できる、というわけです。いわゆる「ネットリテラシー」はこの情報社会で大きな意味を持ちますから、匿名ではなく、しっかりと名前を出して自分の行動記録や感じたことを発信していくと良いでしょう。

 

 「社会に出るまでの間にどれだけの“でこぼこ”を作ってきたのかが大切」と話す社長さんもいます。大きな壁や失敗に直面しても、それに向き合い、試行錯誤を繰り返しながら乗り越えた経験があるかどうか。そのでこぼこ感が、社会人としてさまざまな壁に直面してもそれを乗り越える強さへとつながると考え
ているのです。

 

 このように、これまで自分が起こした行動や生み出した接点をたどるところから、自分が大切にしている価値観を見い出すことができるのです。この紙面を読んでいるみなさんには、いまこそ広い視野を持って、地域をフィールドとした多様な魅力ある働き方に目を向け、自分の“将来かくありたい姿”を描き出していただきたいと思います。

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