就活支援ジャーナル

send 専門家の視点 キャリアセンターを 有効活用した就活

2014年3月10日 月曜日

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岡田 英之 氏

日本人材マネジメント協会

執行役員

フェニックス・コンタクト株式会社、経営管理本部総務人事部課長。2012 年より日本人材マネジメント協会執行役員に就任、現職。

 

■依然厳しい就職環境

 就職活動中の学生のみなさん、おつかれさまです。活動状況はいかがでしょうか。

 

 電機や自動車など製造業の一部で採用数の増加が見られますが、依然として採用環境は厳しい状況が続いております。また、各企業の選考基準も多様化・多段化しており、学生のみなさんを悩ませているのではないかと思います。

 

■多様化する支援内容

 私は企業の人事・採用担当、およびキャリアコンサルタントという職業柄、大学・短期大学のキャリアセンターの方々とお話をさせていただく機会が少なからずあります。

 

 キャリアセンターの多くは2000 年代以降キャリア教育に対する取り組みを強化しています。そこでは業界研究やエントリーシート作成方法といった実践的な内容だけではなく、職業観-働くことの意味や将来の自分をどのようにイメージするか、また適職探しなどについても講座が用意されています。

 

 就職活動を効果的・効率的に進めていくためには、キャリアセンターから多くの情報を入手することをおすすめします。大手・中小・外資系など、規模や形態を問わず、これまでの有力就活サイトを中心とする採用プロセスに関して見直しの気運が高まっています。

 

 そのことはつまり、多くの採用担当者がキャリアセンターを通じてできるだけ多くの学生さんと直接コミュニケートすることで入社後のミスマッチを防ぐ努力をしていることを意味しています。

 

■意外な情報も入手

 また、優良な中小・中堅企業や外資系企業などといった、みなさんがなかなか接することのない企業の情報についても入手することができるでしょう。

 

 今後の就職活動を充実させるためにも、みなさんにはキャリアセンターの有効活用をおすすめします。

 

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