就活支援ジャーナル

send 内定者座談会 就職活動を振り返って

2014年3月6日 木曜日

10 月1 日、多くの企業で来春入社予定の学生を対象とする内定式が行われた。
内定を手にした学生たちはどのように就職活動に取り組んできたのだろうか。業界選びから面接対策、3 年生へのメッセージなど、内定者たちのリアルな声をお届けする。

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小佐野 槙子さん   池内 良平さん

山梨県立大学4年   愛知教育大学大学院修士課程

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齋藤 奈津季さん    川﨑 悠平さん
新潟青陵大学4年    関西外国語大学4年

説明会に参加しながら志望業界を絞り込む

川﨑 12 月の企業説明会スタートと同時に、最初は業界を絞らずに、さまざまな企業を見て回りました。

小佐野 夏休みのインターンシップの経験から軸になる業界がある程度決まっていたので、そこを中心にいろいろな業界の説明会に参加するようにしました。

齋藤 福祉系大学に通っているものの、福祉の道に進むかどうか悩んでいたんです。でも、教育実習で「教育関係の仕事がいいな」と思うようになり、教育業界を中心に就職活動を行いました。

私は地方出身なので東京で開催される説明会の日程調整にはとても気を遣いました。

面接対策には実戦が何よりも効果的

川﨑 1 月くらいから本格的な面接対策を始めましたが、面接をいくつも受けるうちに少しずつしっかりとした受け答えができるようになりました。面接の帰りには「こういうふうに答えれば良かったな」と振り返っていましたね。

小佐野 私の場合は、面接の内容や自分の答え、それに対する面接官の反応などをすべてノートにまとめて、次の面接の時に読み返していました。

齋藤 2 次・3 次と選考が進んでいくにつれて核心をつく質問が多くなり、自分の考えにしっかりとした裏づけがないと答えられなくなりました。

小佐野 質問は「学生時代に頑張ったこと」など、自分自身に関することが多かったように思います。志望動機は業界が同じであれば別の企業でも根本にある想いは同じなので、自然と話すことができました。

齋藤 “この会社に入って何がやりたいのか”というように、具体的なことが見えてきたらさらに答えやすくなりました。

池内 志望業界が最初に決まっていたこともあり、志望動機に困ることはあまり

ありませんでした。

最後の決め手は社員応対や会社の雰囲気

川﨑 社員の方とお話をする機会があり、「ここは社風が良いよ。これ以上人間関係の良い会社はないんじゃないかな」という話をうかがい、その社員の方にも好感が持てたのが決め手になりました。

齋藤 面接の時に厳しい質問もありましたが、励ましていただく場面もあって、そんな人事部の方の人柄に惹かれました。

池内 実は面接の時に間違えてキャラクター柄のネクタイを締めてしまったんで

す。普通ならばそれだけでアウトなのに、「今後は気をつけたほうがいいよ」とアドバイスをくださったんです。私はこの体験が決め手になりました。

就職活動に臨む後輩たちにメッセージ

池内 インターネットで調べた時には私がやりたいことをしている会社だと思ってみても、直接話を聞いてみると違っていることがありました。ウェブだけでは分からないことがあるので、実際に会って話をしてみることが大切です。

川﨑 とにかく足を動かして、一日に3 社程度説明会に参加しました。業界を絞

り切れていない人にとっては有効だと思います。

齋藤 就職活動は自分一人だと思うとつらいけれど、周囲の人も実は同じ状況で

同じようなことを感じていたり-。情報交換をすることでモチベーションを上げることができました。

池内 就職活動中の友人たちとお互いの状況を交換したり、指摘し合ったりした

ことが役に立ちました。

小佐野 就職活動が始まる前のいまの時期なら、お金を貯めることをオススメし

ます。交通費はもちろんですが、昼食代や時間調整のために立ち寄るカフェ代な

ど、意外とお金がかかった印象があります。

齋藤 「私にはムリかな」と感じることもあると思いますが、自分のやりたいことにトコトン挑戦してみるといいんじゃないかな。

 

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