優良企業の内定を勝ち取る1 内定塾 高嶌 悠人 氏
2014年3月7日 金曜日
「内定塾」 事業部
部長 高嶌 悠人氏
たかしま・ゆうと●
北海道出身。多くの学生を優良企業に送り出した実績を持つ就活予備校「内定塾」のカリスマ講師
■いい会社とは、どういう会社なのか
就職活動に励む学生の誰もが「いい会社=優良企業」で働きたいと思っているはずです。では、そもそも「いい会社」とはどういう会社のことをいうのでしょうか。人気やブランド力がある、あるいは給料が高い、福利厚生が整っている……そうした会社を指すのでしょうか。
私は、どれもが正しく、しかし同時に、どれもが誤っていると考えています。
いい会社かどうかを判断する基準は人によって異なるからです。
ですから、本来は、自分にとってのいい会社を探す前に、自分の基準をしっかりと持つべきでしょう。ただし、自分の基準を見つける作業、いわゆる「自己分析」と呼ばれる、自己を客観的に評価する行為は面倒な感じがして、学生のみなさんから敬遠されがちな印象があります。
■合同企業説明会の大きなメリット
そんな就活生のみなさんにお勧めしたいのが合同企業説明会に参加することです。誰もが一度は参加したことがある企業説明会。この説明会に参加して「この会社で働きたい」「この会社では働きたくない」と感じたことがあるはずです。
その自分の正直な反応から、どうしてそう感じたのかを考えてみていただきたいのです。そのサンプルは多ければ多いほどいい。だからこそ、比較的短い時間で複数の会社を同時に知ることができる合同企業説明会に参加することが一つの有効な手段なのです。
多くの会社にふれ、自分の正直な反応に耳を傾け、自分にとってのいい会社はどこかを振り返って考えてみる。そうした作業を何度か繰り返すことができれば、自分の基準が見えてきて、きっといい会社と出合えるに違いありません。