コメディエンヌが教える「笑顔の面接試験」-笑顔の就職活動[第4回]
2016年10月18日 火曜日


最優先は「分かりやすさ」!結論を短く、ハッキリと
面接試験に限らず、誰かと会話をする際に、「分かりやすく、聞き取りやすい話し方」を心がけるのは、とても大切です。 特に、「声」は極めて重要な要素。ゆっくりと深呼吸をして大きい声を出すように意識したり、普段よりも明るい声を出すように努めてみたりするなど、ほんの少しの心構えを持つだけで、面接官の印象は大きく変わるはずです。 この時期は、面接で失敗が続いてしまい、無意識のうちに表情が暗くなったり、声のトーンが小さくなってしまったりということが少なくありません。そのため、いま一度「明るく笑顔の就職活動」を意識してみましょう。スマートフォンで自分の声を録音して「ハキハキとしているか」、客観的に聞いてみるのも効果的です。

真っ白になっても大丈夫!誠実に答えましょう
スマートに対応するのが理想ですが、時として予想外の質問をされてしまい、頭が真っ白になってしまうことがないとは言い切れません。 緊張のあまり、答えに窮してしまったとしても、それ自体は問題にはなりません。問われるのは、そうなった瞬間にどのように対処するかという点ですね。 こうした場で、まず求められるのは「素直さ」だと思います。「申し訳ありません、少しだけ考える時間をください」と、隠すことなく答えた場合、面接官の方が少し考える時間をくれたり、あるいは別の質問を投げかけてくださったりするケースもあります。 それでは、少し時間をもらえたとして、一体何を答えるか。ここでもオススメしたいのは、まず「結論」を考えて簡潔に答えること。そして、次に、結論に沿って理由や背景などの説明をしていくと良いでしょう。順序立てて考えながら発言していくうちに、意外としっかりとした答えになっていくものですよ。 そして、ここが最も重要なポイントです。こうしたピンチであるからこそ面接官としっかり目を合わせて、姿勢を崩さず、明るく、ハキハキと答えるようにすること! 基本中の基本ですが、予想外の場面で崩れてしまい、所在なさげになったり、目線が泳いでしまったり、笑顔が失われてしまうといったことは十分にあり得ます。 仮に、苦しい場面であっても、自分の自己ピーアールを聞くために時間を取ってくださっている面接官がいらっしゃるのですから、「誠実に向き合う」という気持ちを持ち続けるのが礼儀です。そうした姿勢を持つことこそが、とても大切なのです。 なお、自己ピーアールや志望理由など、きちんと答えて然るべき質問にはきちんと答えていくように、あらかじめしっかりと準備をしておくべきなのは言うまでもありません。