就活支援ジャーナル

send コミュニケーションのプロフェッショナルがそっと教える「極意」 笑顔の就職活動

2016年3月8日 火曜日

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 これから本格的に就職活動を行うみなさんにとって、ほとんどの場合、会社説明会やOB・OG訪問、そして面接試験は初めての経験になるでしょう。中には「緊張して失敗したらどうしよう」と思うあまり、なかなか行動に踏み出せない方がいるかもしれません。そこで、この「笑顔の就職活動」では、みなさんが少しでもポジティブに就職活動を楽しむことができるよう、〝明日からちょっと役立つアドバイス〞をお送りいたします。
 とは言え、「まったく緊張せずに就活を乗り切る」ことは、現実的には不可能でしょう。私自身、生放送のラジオ番組でパーソナリティを務めていますが、毎回のように緊張感を覚えて取り組んでいます。だからこそ、就活生のみなさんの場合は「企業研究」や「自己分析」などの勉強をしっかりと行い、「これだけ準備をすれば大丈夫!」と思えるようにしておくことが重要です。
 ただ、万全のコンディションを整えたとしても、緊張から完全に逃れることはできないかもしれません。緊張をほぐすために私が放送前に心がけているのは、笑顔になれるようなアイテムを自分のそばに置いておくということです。私の場合、自分の好きなコメディアンや3歳の甥の画像などをスマートフォンに入れておいて、放送直前にそれを見て、クスッとひと笑いをしてから本番に臨むと、とても朗らかな気持ちで取り組むことができます。同じように、面接や説明会の直前までは緊張感を持って事前準備をバッチリと行うべきですが、いままさに会場入りしようとしている瞬間は、何か笑顔になれるものを見ておくと効果的ではないかと思います。
 なぜなら、就活生にとって「笑顔」は大きな武器になるからです。むしろ、欠かせないと言っても過言ではありません。笑顔で、かつ大きな声で挨拶を行うと、不思議とそれだけで緊張はほぐれていきます。逆に無表情で臨んでしまうと、どんどん暗い気持ちに落ち込んでしまいかねません。まず、意識的に「笑顔になる習慣」を身につけることをオススメします。
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 就職活動に限った話ではありませんが、人と人とのコミュニケーションにおいて「相手に良い印象を与えること」は思いのほか大切なポイントです。 
 ここで心がけていただきたいのが、相手が聞いていて気持ちいい言葉遣いを意識するということです。「発言の内容はまずいが元気で好感の持てる若者」を評価する面接官がいる一方、「言っていることは分かるが鼻につく言い方をする若者」を嫌う面接官は少なくありません。
 例えば、ある企画を練っていて「この案についてどう思う?」と聞かれた時に「悪くはないですね」と答えるか、「良いと思います」と答えるかでは、言っている内容は同じでも、印象は少なからず変わってきます。前者の場合、どことなく上から目線の発言に聞こえてしまいます。逆に、後者に「『とても』良いと思います」とひと言つけ加えると、聞いている相手の気持ち良さは大きく上向きに変わっていきます。
 こうした言葉遣いは、一朝一夕で身につくものではないかもしれません。ただ、もし知らず知らずのうちに、先ほどの例でいう「悪くはないですね」のように、相手に良い気持ちを与えられない「損な言葉遣い」をしてしまっていたとしたなら、それはとてももったいないことだと思います。
 対策として有効なのが、録音です。模擬面接やキャリアセンターの面談、あるいはOB・OG訪問などで、相手に許可を取ってから録音をさせてもらい、保護者などの年配の方に聞いてもらうのが効果的でしょう。自分の思わぬウィークポイントが見つかるかもしれません。
 言葉遣いをていねいにするということは、コミュニケーションの基本となる「気遣い」にほかなりません。好感の持たれる言い方や立ち居振る舞いをこの春に身につけて、面接本番に備えましょう!
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