就活支援ジャーナル

send 【2018年3月新卒予定者向け】就職活動前アレコレ「準備編」

2017年1月24日 火曜日

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要約

 

エントリーは3 月1日、選考開始は6 月1日から

解説

2016 年も残すところあとわずかとなった。18年3月に卒業を迎えることになる、現在大学3 年生のみなさんは、いよいよ迫りくる就職活動に少なからず不安を抱いていることだろう。

「18新卒者」対象の採用・就職活動スケジュールは「17新卒者」と同様に、卒業・修了年度に入る直前の3 月1 日に企業説明会等の広報活動が解禁され、6 月1 日以降に採用選考が開始されることに決まっている。3 月1 日に就職活動が解禁されると、個別企業の採用情報がウェブサイト上でオープンになり、就職サイトを介した広報活動が一斉に展開される。このタイミングに合わせて、エントリーの受付も開始。エントリー自体は、①就職情報サイト②個別企業のウェブサイトのほか、③個別企業の公式SNS や④郵送による資料請求など、複数の方法が考えられる。

留意しなければならないのは、「3 月にエントリー受付」ということは、それよりも前に「業界研究」や「企業研究」を終えている必要があるということだ。

「選考解禁」は6 月1 日であるから、それまでの3カ月間に、企業が独自に行う「会社説明会」や「企業セミナー」、また大学構内の「合同企業説明会」などの就職イベントが矢継ぎ早に開催される。そして、企業は6 月1 日以降、エントリーシートや履歴書などに基づく書類審査や筆記試験、複数回の面接などを通して選考を行い、欲しい人材に対して内々定を出していく。また、この時期に注意を払うべき点として、「リクルーターとの接触」を挙げることができるだろう。一部大手・有力企業の採用意欲を示すアプローチ手法ではあるが、ここでの接触の度合いや人数などによっては、自分のその後の就職活動の行方を左右しかねないため、関心のある企業の採用動向は常にマークしておくようにしたい。

 

ミスマッチを防ぐ自己分析と企業研究

就職活動を始めるための第一歩である「自己分析」。これは、それまでの学校生活や影響を受けた出来事を整理したり、自分が何に価値観を置いているのかを改めて認識したりすることなどで、自分がどのような人間なのかを知ろうとする構えだ。これが十分になされていればミスマッチを防ぐことにもつながるとされている。

それは、「学生がどのような人物なのか」「自社になぜ入社志望を持っているのか」「入社後、どの部門や分野で力を発揮できそうか」ということを、企業が知りたがっているからだ。

一方、「企業研究」に関しては、採用情報はもちろん、仕事内容・労働条件・将来性・独自性・経営基盤、そしてその業界におけるポジションに注意を払うようにして他社等との比較・検討を進めると良いだろう。大切なのは、自分がやりたいことや適性・志向を中心にして考えることであり、知名度や規模などに惑わされないようにしたい。

高度情報化社会である現代では、3 月解禁を号砲にあらゆる手段で企業アピールが展開される。即時性という意味では、企業側・就活生双方にとってインターネットは有効なツールの一つではあるものの、企業が現に「採用したい」と考える大学・短大・専門学校に直接、求人票の送付やセミナーの案内等を通知してくる場合もあるため、多方向に情報感度を高めておく必要があるだろう。

 

 

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