【2017年3月卒 就職内定者向け】入社までの過ごし方「マナー&スキル編」
2017年1月24日 火曜日
社会人としてのマナー「挨拶」は基本中の基本
挨拶は、社会人と言うよりも、むしろ「ひと」として基本中の基本マナーだろう。会社勤務の場合、上司・先輩・同僚を問わず社内の人間に挨拶をするのは当然だが、さらに重要なのが、社外の人間に対する挨拶だ。一人ひとりが〝会社の顔?であるという自覚を持ち、挨拶をする意識を常に持っている必要がある。そして、挨拶は「自分から」が基本であることを決して忘れてはならない。いまからでも遅くはない。日頃から挨拶をする習慣を身につけて新生活に備えよう。
正しい言葉使いで信頼される社会人に
社会人のマナーとして重視されることの一つが「敬語」だ。学生時代に身近な目上の人に対して敬語を使う機会があったかもしれないが、ある程度親しい間柄で使う場合とは異なり、ビジネス上で関わる人に対する敬語はより正しい言葉使いが求められる。
敬語には、大きく分けて?目上の人に敬意を示す「尊敬語」?自分を低くして相手を高める「謙譲語」?ていねいに表現をする「丁寧語」―の3種類がある。
誤った敬語の使い方の具体例は枚挙に暇がないが、例えば、謝罪もしくは何かをお願いする場合に使う「すみません」。謝罪時には「申し訳ございません」、お願いをする場合は「大変恐れ入りますが」などが正しい敬語の使い方だ。このほかにも間違いやすいパターンがあるため、事前に調べ、スムーズに使えないようならいまから意識して親しむようにしたい。
敬語は社会人として最低限身につけておくべきマナーだ。新入社員を評してしばしば言われるのが「学生気分が抜けていない」という言葉。社会人としての意識を高く持ち、正しい敬語を使うことで、企業人として飛躍するチャンスが広がるというのは言い過ぎか。
使いこなしたい!!パソコンのスキル
現代の産業社会で仕事をする上で欠かせないのが、パソコンを使う作業だ。メールや会議資料、報告書の作成・提出など、ワープロ系ビジネスソフトや表計算・データベース系ビジネスソフトを使用する機会も少なくない。最近では、大学・短期大学の必修科目や課外講座としてこれらを学んだり、関連するベンダー資格やI T系ライセンスの検定合格を目指したりする学校が多いが、そうした経験があっても、会社の中で、いざ実践となるとなかなか使いこなせないのが実状だ。入社後に先輩社員から指導を受ける機会も少なくないが、今後のことを考えれば、時間があるこの時期にこそ習得がマストなスキルと言えるだろう。
また、こうしたソフトを効率的に使いこなす手段として覚えておきたいのが、作業時間の短縮に直結するショートカットだ。会社によって扱い方は異なるものの、知識がゼロから始めるのと、少しでも理解しているのとでは、早晩大きな差につながる。表挿入、グラフ作成など、基礎的な知識を身につけておくことで、〝ワンランク上の新入社員?を目指そう。