就活支援ジャーナル

send 【社長が語る】 エンジニアを目指す、すべての若者たちへ

2014年12月17日 水曜日

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■劇的な変化と進化を遂げ成熟期を迎えた情報産業

  ―近年の情報産業界の動向などについてお話をお願いします。    私がエンジニアとして仕事を始めた当初は、企業内の基幹システムの開発や運営がメイン業務でした。やがて、スマートフォンなどのモバイル機器が流行し、ユーザーの低年齢化に伴ってゲームソフトやSNSなどのエンターテインメント関連の開発が盛り上がりをみせました。当時、弊社の新入社員の中には、これらの分野を希望する者が多かったことを覚えています。    それがいまでは、エンターテインメント分野の開発・運営に加えて、過去に開発された基幹システムの統合など、大手企業を中心とする数十億円規模のシステムメンテナンスに関するプロジェクトが進められています。    弊社でも、大手電子メーカーのパートナー企業として、大規模なシステムメンテナンスに携わっており、社員のうち数十人が関わっています。1990年代末期に生じた「ITバブル」を経て、現在ではビジネスモデルが確立され、ひと通りのシステム開発も落ち着きをみせている印象があります。もちろん定期的なメンテナンスなどで、エンジニアの存在が欠かせないのは言うまでもありません。しかし、かつてのような急激な変動はなく、むしろこれから先の将来、情報産業をどのように展開し、伸ばしていくべきかといった課題を業界が抱えています。  

■ビジネスの価値観が変容新技術の応用が発展の鍵

―これからの情報産業界はどのような方向に進むとお考えですか?    過渡期を迎えた情報産業界において、おそらく次の一手となるのが、「ビッグデータ」「クラウド」「モバイル」といった、新たな技術分野です。それらを組み合わせ、どのようにビジネスとして発展させていくのかということが一つのキーになるでしょう。    例えば、多くの消費者動向を持った「ビッグデータ」の場合、売上などの結果に確実に反映させるための仕組みが求められています。また、クラウド産業は、ネットワークデータビジネスに関する価値観を大きく変えたと言っても過言ではないでしょう。極端なことを言えば、これまで数千万円規模だったデータ保存ビジネスが、クラウドの登場によって低価格帯サービスとして位置づけられ、ビジネスそのものの価値観を変えてしまったのです。いつ価値観が変容してしまうのか分らない状況下において、日々進歩する技術をいかに数字=売上につなげ、企業活動として続けていくのかが重要です。情報産業は発展から衰退までのスピードが速い分、我々もそれに乗り遅れることがないように社内研修制度の充実や技術開発にコストを費やしています。    

■自社で通販サイトを運営コミュニケーション能力が大切

―女性向けの通販サイトを運営なさっていると聞きました。    我々は「BtoB(BusinesstoBusiness)」として業務を進めていく一方で、「BtoC(BusinesstoConsumer)」として、女性向け通販サイトを手がけています。これの目的は、アパレル部門での収益の確保はもちろん、その運営に当たり、売上を伸ばす仕組みを自ら研究するということもあります。    例えば、トップページのデザインによる集客力や商品の見せ方、時期による消費者の動向など、自社で運営・管理をすることで、あらゆるデータが集まってきます。これらの調査結果をベースに、お客様である企業に対してプレゼンテーションを行うことが可能となります。また、パートナーシップを結んでいる大手電子メーカーから最新の技術などを盛り込んだ教育カリキュラムを取り入れることができるため、常に新しい知識や技術を社員教育に反映できるのも弊社の特色の一つでしょう。    会社として成長を続けていくためには、こうした工夫やアイデアが欠かせません。かつては「技術力を持ったエンジニア」であれば受け入れられる風潮がありましたが、現在求められているのは「提案できる力を持ったエンジニア」です。現状のシステムの維持にとどまらず、売上見込みや作業効率などを提案し、企業活動を向上させることができる力が欠かせません。弊社では、依頼主である企業を訪問することが多いため、さまざまな立場の人が働く現場を円滑にまとめる力や作業工程をスムーズに進めるためのコミュニケーション能力などはエンジニアにとって、大切な力だと言えるでしょう。  

■情報産業がもたらす技術が新しい未来を生み出す

―エンジニアを目指す若者にメッセージをお願いします。    理系の学生はもちろん、文系であっても全く心配はありません。大学卒業時点のそういった知識や経験の差は半年もすればほぼなくなって同じレベルになってしまいます。むしろ、文系学部の学生が持つ発想力などに期待をしたいと思います。大切なのは本人のやる気です。    また、エンジニアに関する労働環境についてさまざまなことが言われていますが、弊社に限れば、社員の自主性に委ね、長時間労働やサービス残業などは基本的に禁止しています。さらに、工程によっては自宅での作業が可能となることもあるため、セキュリティに対する一定の制限を設けた上で、自宅勤務も取り入れていきたいと思っています。何よりも大切にしているのは、お客様目線で仕事をするということです。このことは、当たり前のように思えて、意外と実行できていないケースが多い。だからこそ、日常から社員間による打ち合わせや意見交換の場を大切にしています。    もはや、スマートフォンやモバイル端末などは生活上の欠かすことのできないツールです。その意味では、情報産業分野はこれからも継続して伸びていく産業だと言えるでしょう。日本のみならず、世界をも牽引することができる可能性を秘めた分野に、ぜひとも挑戦して欲しいと強く思います。     1606  自由な社風と風通しの良い組織づくりを心がけている小俣社長。社内では社員同士の意見交換が積極的になされ、それぞれが考えるアイデアやプランを持ち寄りながら業務に取り組んでいた。自社の通販サイトをはじめ、挑戦的な取り組みに躊躇しない同社であれば、エンジニアとしての技術力はもちろん、企画提案力も身につけられそうだ。新時代に対応するエンジニアとして成長できる日々が待っている。       1608 1607  

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