就活支援ジャーナル

send 【企業家に聞く】大切なのは、一歩踏み出してチャレンジする力

2015年3月12日 木曜日

トライアジア.indd トライアジア.indd   ジャーナル画像4 バンド活動に明け暮れていた高校生の頃、「UKロック」に心酔していた私の夢はミュージシャンになることでした。その想いから高校卒業後すぐに、単身イギリスに渡りました。10万円の資金を用意していたものの、当時は円安だったため物価が高く、その日暮らしもままならない―。そんな八方塞がりの状況で出会ったのが、音楽フェスで屋台を運営する、ある起業家でした。住み込みで働く中でその経営手腕や思考にふれ、強烈な憧れを抱き、「起業家になる」 と決意したのです。彼に出会わなければ、起業家としてのいまの自分はおそらくいなかったと思います。 帰国してからは、会計の専門学校に通い、半年で日商簿記1級を取得した後、北海道大学経済学部に編入しました。学生時代はベンチャーサークルに入り、人脈を広げ、在学中に念願の起業を果たし、フリーペーパー発行の事業を展開しました。その後、東京で2回目の起業を実行。東京に進出した4年後には株式を売却し、1億3000万円の資金を得ることに成功しました。それをもとにして、トライアジアグループを設立したのです。 ジャーナル画像5 トライアジアグループでは、カンボジアの国道の拡張工事といった土木建設事業を中核に、飲食業やIT、人材採用支援、家具製造、物流など、多岐にわたって事業を展開しています。とりわけ変わりダネなのは、テレビメディア事業です。カンボジア初となる日系地上波テレビ局「TV3Asia」を運営し、「ドラえもん」や「あまちゃん」といった日本国内でも人気が高い番組を放送しています。また、プロサッカーチーム「トライアジアプノンペンFC」を経営しているのも特徴の一つでしょう。金融業など、今後も新たな事業展開を計画中です。 日本人の多くは、カンボジアと聞くと地雷や内戦などネガティブなイメージを持ってしまいがちです。しかし実際は、GDP成長率からも分かるように、まるで高度経済成長期の日本のような活気で満ちています。そして、とても親日的な国家です。「ビジネスの可能性しかない国」とでも言い表せるでしょうか。カンボジアのマーケットはそれだけ魅力にあふれています。 創業以来2年が経ち、従業員は250人を超えるなど、日増しに成長しています。何をもって事業が「成功」と言えるのか―。人それぞれで基準は異なると思います。私もまた、自分自身が成功したとは思っていません。50年後、さらには100年先の未来でも、カンボジアに必要とされる会社だと認められていたら、そこで初めて成功だと言えるのでしょう。 弊社の社員に共通しているのは、物事に対して前向きにとらえる力があるということ。そして、一様に「それぞれの事業においてカンボジアでナンバーワンになる」という熱意を持っています。日本人の勤勉さや果敢に取り組む姿勢に共感して入社してくる現地の人たちも大勢います。固い意志を持って入社してくれたからなのでしょう、高いモチベーションの熱心な社員ばかりです。 日本のみなさんには、「私のような若者でも、一つの国に対して影響力を持つことができる」とお伝えしたい。世界はそのくらい可能性に満ちています。勇気を持って一歩踏み出せば、視界はもっと広がっていくものなのです。 ジャーナル画像6 就活生のみなさんは、保護者や周囲の人々から与えられるという「学生の立場」から、社会に何かを与えるという「社会人の立場」に変わる過渡期の真っ只中に立たされています。厳しい言い方かもしれませんが、会社は学校ではありません。「能力のアウトプット」が仕事における唯一の必要条件であり、その対価として給与が支払われるのです。 仕事をする前から自己成長やスキルアップ、やりがいを見い出そうとする人が多いように映りますが、それは単なる十分条件です。「会社は何かを与えてくれるもの」という考えは捨てましょう。 経験が浅いみなさんの年代で、一生を定めるような決断は難しい。誤解を恐れずに言えば、業界はこだわる必要はありません。社会人としての一人の人間を形づくるのは、職種ではなく直属の上司の生き様や考え方でしょう。だからこそ、自分探しにあまりにのめり込み過ぎず、社会人として経験を積んで本当にやりたいことが分かった時、それを実現できる自分になれるように力をつけていって欲しいと思います。   ジャーナル画像9 仮に大企業出身であろうと初任給は一律800㌦。だが、成果を上げれば昇給は青天井であり、査定も頻繁に行われている。「フェア」である環境を徹底し、自分の力で何かを切り開いていきたいという社員の意志を尊重している会社だ。考える時間をまとまって取ることを習慣づけているという横井氏。敏腕経営者としての鋭い視点が印象的で、その手腕に惚れ込む人々が後を絶たないのにも深くうなずけた。 ジャーナル画像3

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