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send AIで進化するRPA、普及に弾み 定型の事務作業自動化で人手不足解消

2020年4月27日 月曜日

NTTデータがWinActorのユーザーを集めて開催した会合(同社提供)

パソコンによる定型の事務作業を自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」が、一段と進化している。RPAを人工知能(AI)やクラウドと連携させた「RPAI」が登場し、RPAが自動化したデスク業務の単純作業を、AIが学習・分析して作業効率をさらに高めることができるようになった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人手が不足している事務作業でRPAの活用を検討する事例も出ており、普及に弾みがつきそうだ。 エクセルなどに記載された取引先の伝票書類から社名や金額などを自動的に抽出して1つの帳簿にまとめ、それを上司に毎日メールで報告する-。こうした手間のかかる事務作業を瞬時にできるのがRPAのメリットだ。これまで、ITに造詣の深い一部の社員にしか理解されず、RPAの普及が進まなかったが、様相が変わってきた。 エクセルなどに記載された取引先の伝票書類から社名や金額などを自動的に抽出して1つの帳簿にまとめ、それを上司に毎日メールで報告する-。こうした手間のかかる事務作業を瞬時にできるのがRPAのメリットだ。これまで、ITに造詣の深い一部の社員にしか理解されず、RPAの普及が進まなかったが、様相が変わってきた。 また、NTTデータ先端技術(東京都中央区)と、NTTアドバンステクノロジ(川崎市)は、WinActorの異常発生時のトラブルを解決できる管理機能を共同開発した。こうした事例のように、NTTデータがNTTグループ内のハブ(中核)企業としての役割を果たし、RPAの機能強化が進んでいる。 RPAがAIと連携するメリットについて、鈴木氏は「オフィスならではの業務をRPAやAIで自動化しておけば、テレワークのようなオフィスに縛られない働き方が容易になる」と話す。RPAIによって事務作業が少なくなった社員は、別の創造的な仕事にも取り組める。 日本市場に参入している外資系も、同様の新製品を相次いで発表している。 米オートメーション・エニウェアが3月に発表した新技術は、AIと機械学習を活用して、顧客企業で使用されているシステムやアプリの操作記録(ログ)を検知・分析。無駄なプロセスや、標準の手順から逸脱している操作を発見し、最適なRPAを作成する。 同社の顧客調査によると、「自動化できるにもかかわらず、手作業で行われている反復業務の約8割が、自動化の対象として認識されていない」という。この新技術なら、AIが自動化できうる事務作業を迅速に発見できる。 米Kofax(コファクス)は今年2月末、RPAやOCR(光学文字認識)機能などを備えたAIによる製品の最新版を発売した。同社は、日本企業の課題とされる、情報漏洩(ろうえい)への対応や生産性の向上のニーズに応える。 国内RPA業界の関係者が動向を見守っているのが、4月にRPA機能を備えた「Power Automate(パワーオートメイト)」を発売した米マイクロソフトだ。同社の主要サービス「Office(オフィス)365」は国内で広く普及しており、「オフィス365でRPAの使いやすさを浸透すれば、会社全体での導入が期待できる」(外資系のRPA業者)とみているからだ。   新型コロナの影響で、企業の事業縮小・変更が相次いでいる。NTTデータでも、WinActorの保守サポートサービスからの回答に従来と比べて時間がかかるようになっているほか、RPAの技術者検定の開催中止を決めるなどの影響が出ている。ただ、外資系企業の営業担当者は「出勤制限で人手が足りなくなった企業から、『RPAでなんとかならないか』という相談が来ている」と明かすなど、新規導入に向けた動きもあるという。在宅勤務の拡大など働き方が大きく変わろうとしており、RPAの役割が見直される機会になるかもしれない。(鈴木正行)

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