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send KYB、通期でも赤字転落 免震・制振装置の交換で損失144億円計上

2018年11月7日 水曜日

記者会見するKYBの加藤孝明副社長=6日午後、東京都内  

免震・制振装置の検査データ改竄(かいざん)が発覚した油圧機器メーカーのKYBは6日、2019年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が、3年ぶりとなる23億円の赤字(前期は152億円の黒字)に転落すると発表した。従来予想は160億円の黒字だった。装置の交換にかかわる費用を約144億円計上したためで、今後はさらに損失が膨らむ可能性がある。

東京都内でこの日会見した加藤孝明副社長は、経営の見通しについて「かなり厳しくなる。中期経営計画の達成は困難だ」と説明。今回計上した約144億円は、現時点で合理的に算定可能な範囲で見積もったもので補償費用は含まれておらず、「今後(新たな費用が)出てくる可能性がある」(加藤氏)とした。 また、免震装置は製造原価と交換費用の両方を含むが、「制振装置は構造が複雑で算出が難しい」ため原価しか反映していないという。今後はそれ以外に「構造計算にかかる費用や交換に伴う保険代の発生も予想される」(加藤氏)とした。 一方、同社はデータ改竄が疑われるマンションの住民向けに説明会を開く意向を示した。第三者委員会の調査結果は年内をめどに公表する予定だが、来年1月にずれ込む可能性もあるという。 19年3月期の連結売上高は、4160億円(前期比5.7%増)の従来予想を据え置いた。中間期の最終損益は、過去最大となる119億円の赤字(前年同期は72億円の黒字)だった。

フジサンケイビジネスアイ

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