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send 連休明け、企業正常化は遠く 百貨店・外食営業手探り、ゼネコンは工事再開も

2020年5月8日 金曜日

大型連休が明け、マスク姿で通勤する人たち=7日午前、JR東京駅前

政府が新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を5月末まで延長してから初の平日となった7日、首都圏などでは通勤客がやや増えたものの、以前とはほど遠い状況だ。JR東京駅周辺は行き交う人が減ったままで多くの人がマスクを着用。全国展開する百貨店や外食チェーンも臨時休業や営業縮小を継続する企業が大半だった。ただ、休業要請が緩和された地域を中心に一部は営業再開を模索し始めたほか、大手ゼネコンでは原則中断していた工事を再開する動きも出てきた。   自治体ごと検討 そごう・西武は7日、これまでと同様に全15店舗で食品フロアのみが営業した。ただ特定警戒都道府県以外は「自治体の要請内容を踏まえて店舗ごとに営業範囲の拡大を検討する」と説明。早期に他フロアを再開する可能性がある。 三越伊勢丹ホールディングスも全館休業、食品フロアのみといった営業態勢を続けたが、首都圏以外では自治体の要請を考慮し、各店が再開時期を判断していくという。 イオンは、ほとんどのイオンモールが専門店部分を休業している。一方で、イオン九州が運営する「イオンモール鹿児島」(鹿児島市)は7日から混雑時の入店制限など感染防止対策を徹底して再開した。今後も地域ごとに対応を検討する。 日本マクドナルドは全店で実施している店内飲食の休止を14日まで継続。15日以降については、政府が14日にも示す中間判断をにらんで決めたい考えだ。 鳥貴族は6日までとしていた全国の直営393店舗の休業期間を「当面の間」に延長した。フランチャイズ店にも休業延長を要請したが、一部は感染防止対策を講じた上で再開する場合があるとしている。 一方、大手ゼネコンでは、清水建設が新型コロナの影響により13都道府県で止めていた工事を順次、再開すると7日までに発表した。関係者と協議を進め、早い現場では11日から本格的に再開する見通しだ。各地で工事を原則中断していた鹿島も、発注者の理解を得た現場については7日の始業点検から再開の方針を明らかにした。 清水建設は再開に当たり、作業員らの常時マスク着用や現場に入る際の検温、消毒態勢の整備の徹底といった感染拡大を防ぐために定めた基準を満たすことを条件とする。同社は「雇用の確保など、経済活動の維持のために工事を進めることが重要と判断した」と説明。現在は約630ある現場の8割以上で工事が止まっているという。   関係者の生活考慮 鹿島も感染の広がりを防止するため、朝礼の分散や休憩所の拡大・増設を含めた「3密」(密閉、密集、密接)の回避策を徹底する。再開の理由に関し、社会基盤の整備に加え、作業員、資材の調達先といった関係者の生活を支えることなどを考慮したとしている。 だが再開はまだ手探りの状況で、大林組は7日、発注者の合意を得られれば、工事の中断期間を最大で5月末まで延ばすと発表し、鹿島や清水建設と対応が分かれた。大林組は全国で約600の工事を請け負っており、中断継続の判断では社員や作業員の安全確保を優先したという。 各社は再開や中止に関し、場所など個別の状況を明らかにしていない。 また、大手ゼネコンなどが請け負うリニア中央新幹線の土木工事は、新型コロナにより一部工区で中断を余儀なくされている。発注者のJR東海によると、約40件の工事のうち8日時点では約3割が中断となっている見通しで、今後の対応をゼネコン側と協議していく考えだ。

フジサンケイビジネスアイ

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