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send 軽販売復調へ新たな需要喚起 5月の新車25.3%増 各社、機能充実の新型車で勝負

2017年6月2日 金曜日

ダイハツ工業が5月に発売した新型車「ミライース」。自動ブレーキを大半のグレードに標準装備した

軽自動車の販売が復調しつつある。全国軽自動車協会連合会が1日発表した5月の国内軽自動車の新車販売台数は、前年同月比25.3%増の13万5064台と、2カ月連続で2桁の伸びを記録した。2015年4月の軽自動車税増税後、市場の減少基調が続いてきたが、増税前の駆け込み需要の反動減が一巡したほか、デザインや安全性能、室内空間にこだわった新型車の販売が好調なのも奏功している。

 登録車と軽を合わせた国内新車販売台数は、12.4%増の37万2576台と7カ月連続で伸長した。うち軽では主要8ブランド中7ブランドで伸びた。 燃費不正問題で昨年の同期間に軽の販売を中止していたこともあり、三菱自動車は3.9倍、三菱自から軽の供給を受ける日産自動車は4.2倍もの伸びとなった。ダイハツ工業は5月に約6年ぶりに全面改良した軽「ミラ イース」が好調で21%増、スズキも2月に売り出した軽「ワゴンR」の新型車が伸びて9.8%増だった。

 同連合会は「燃費不正の反動だけでなく新型車も好調。軽自動車税増税から2年が経過し、市場は回復基調にあるようだ」と指摘した。

 市場が復調の兆しを見せているのは、燃費不正問題が契機となり、燃費一辺倒だったアピール競争から安全やデザインなどを訴求する売り方にシフトし始めたことで、新たな需要を喚起し始めたからだ。ダイハツは、ミラ イースで燃費より安全性能を売り込み、昨年発売した軽「ムーヴ キャンバス」では丸みのあるデザインをアピールして、いずれも販売が好調だ。 三菱自が1月に一部改良した「eKワゴン」は、高速道路でアクセルを踏まなくても、運転手が指定した一定の速度で走行できる機能を一部車種に搭載するなど利便性を売りにする。スズキは新型ワゴンRで、自動ブレーキなどの安全性に加え、ガソリンエンジンをモーターが補助する簡易型ハイブリッド車(HV)の設定を訴求。ホンダは秋に全面改良する「N-BOX」で室内空間の広さや使い勝手を前面に打ち出す戦略で軽の競争が新たな領域に突入しつつある。   ■軽自動車の新型車・改良車の特徴 (◆車名、・特徴) ≪ダイハツ≫ ◆ミラ イース ・対歩行者事故や誤発進の回避につながる自動ブレーキを大半のグレードに標準装備 ◆ムーヴ キャンバス ・両側の後部ドアをスライド式とし荷物の積み降ろしをしやすく   ≪スズキ≫ ◆ワゴンR ・ガソリンエンジンをモーターが補助する簡易型ハイブリッド車(HV)を用意   ≪三菱自≫ ◆eKワゴン ・高速道路でアクセルを踏まなくてもドライバーが指定した一定の速度で走行できる機能搭載

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