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send 赤坂・虎ノ門、再開発が加速 事業者連携、日本を代表するビジネス街に

2015年7月10日 金曜日

  mca1507100500002-p1   ■【東京2020 国際都市への挑戦】事業者連携で大規模「緑道」も   虎ノ門・赤坂地区で大規模な再開発プロジェクトが一斉に動き出した。1年前に完成した「虎ノ門ヒルズ」に続き、2020年の東京五輪までに東京駅前の丸ビルクラスの超高層ビルが6棟建設される計画。新駅計画が具体化し、地下道も整備される予定で、さらに新たな大規模開発構想も浮上している。丸の内・大手町、日本橋に並ぶ日本を代表するビジネス街が形づくられることになりそうだ。   mca1507100500002-p2   大手町上回る規模   東京は超高層ビルによって都市機能の更新が行われてきた。西新宿を最初に丸の内・大手町、汐留、日本橋と超高層ビルエリアが拡大。今後は27年のリニア新幹線開業で品川操車場跡地の開発が注目されているが、現時点で最も活発なスポットは政治の中心である永田町・霞が関に隣接し各国大使館も多い虎ノ門・赤坂地区だろう。   「虎ノ門はもともと古いビジネス街でオフィスビルの老朽化が進んでいた。11年の東日本大震災を機に建て替え機運が高まったところに東京五輪開催が決定し、一気に計画が動き出した」と、森トラストの吉田武副社長は背景を語る。  

同社は07年に取得していた虎ノ門パストラル跡地で「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」の建設工事に近く着手。海外から反対の声もあるホテルオークラ東京本館も来月末に営業を終了し、秋に解体が始まる見通しだ。解体工事を終えた赤坂ツインタワー建替計画も17年の着工を目指して都市計画決定の手続きを進めている。

  虎ノ門・赤坂地区の今後の再開発プロジェクトは、正式に計画が進んでいる8事業に赤坂ツインタワー建替計画を加えた敷地面積の合計が約12.5ヘクタールに及ぶ。現在進行中の6つの再開発事業の敷地面積合計で約8.5ヘクタールの丸の内・大手町・有楽町地区、道路用地を含めた開発面積が13ヘクタールの品川操車場跡地を上回る規模だ。   インフラ整備でも、虎ノ門ヒルズ開業時には構想段階だった地下鉄日比谷線新駅の設置が決定。虎ノ門駅前ビルの再開発と合わせて虎ノ門駅前広場が整備され、新駅とつなぐ地下通路や、虎ノ門ヒルズの北側に位置する虎ノ門一丁目地区にはBRT(バス高速輸送システム)のバスターミナルが設置される。こうしたインフラ整備に合わせて周辺街区では新たな再開発計画も動き出しているもようだ。  

 まち歩き楽しむ一角

  今後、虎ノ門・赤坂地区ではどのような街づくりが進むのか。注目されるのが「赤坂・虎ノ門緑道構想」だ。仕掛けたのは赤坂一丁目地区で再開発に取り組む新日鉄興和不動産。新橋から虎ノ門ヒルズまでの新虎通りを東京都が緑豊かな道路に整備する動きに合わせて、虎ノ門ヒルズから赤坂まで緑道を延長しようと6年前の09年に赤坂・虎ノ門緑道整備推進協議会を立ち上げた。   「最初に森ビルが賛同してくれて、都市再生機構、ホテルオークラ、虎ノ門ツインビル(旧新日鉱本社ビル)を管理する三井不動産にも参加してもらった。公共事業で行政が一気につくるのではなく、各事業者がそれぞれの再開発に合わせて緑の空間を整備してつなげていこうというやり方だ」(新日鉄興和不動産執行役員ビル事業本部都市開発部長・北村俊裕氏)   丸の内なら三菱地所、日本橋なら三井不動産というように特定の大手デベロッパーが中心になるのではなく、虎ノ門・赤坂地区では共通のビジョンを掲げて各事業者が連携する街づくりが進みだしている。緑の歩行者動線でそれぞれの街区をネットワーク化することで来街者がまち歩きを楽しみ、憩える街づくりを目指す。   森ビルは、緑道と日比谷線新駅が接する街区に古いナンバービル(森ビルが名称に番号をつけている自社ビル)4棟を保有する。5月の決算発表では、虎ノ門ヒルズを挟んだ2街区(愛宕山周辺地区、虎ノ門一丁目地区)の大規模再開発に続くターゲットとして、新駅西側の緑道に接した街区で計画の具体化を目指す意向を示した。同地区での再開発はこれから一段と加速することになりそうだ。(ジャーナリスト 千葉利宏)

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