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send 神鋼社長・副社長、引責辞任へ 品質不正 新たにグループ6社・部門で改竄判明

2018年3月7日 水曜日

記者会見で頭を下げる、神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長(手前)=6日、東京都中央区  

神戸製鋼所は6日、一連の製品のデータ改竄(かいざん)問題の責任を取って、川崎博也会長兼社長(63)が4月1日付で辞任する人事を発表した。会長職は廃止し、後任社長は近日開催する取締役会で決定する。不正が見つかったアルミ・銅事業担当の金子明副社長(63)も辞任する。経営陣を刷新して品質不正で失った信頼の回復に取り組む。

川崎氏と金子氏は4月1日付で取締役に就き、6月下旬の株主総会で取締役も退く。 6日に会見した川崎氏は品質不正を陳謝し、「多くの顧客に迷惑をかけ、信頼を失ったことは痛恨の極み」と述べ、「神戸製鋼が変わったと思ってもらうには、新体制で再発防止策や改革をやることが必要だ」と退任理由を語った。 後任社長の人選では「社外取締役の意見を聞き、対策をリーダーシップを持って確実に実行できる能力などで総合的に決める」との考えを示した。 同社は6日、外部調査委員会の調査に基づく最終報告書を公表し、新たにグループ6社・部門でデータ改竄が見つかり、163社に不正な製品を出荷したことが判明した。納入先はこれまで公表していた525社から拡大する。 また、報告書では不正には、過去の役員2人が役員就任以前に直接関与していたことも判明した。

神戸製鋼は再発防止に向け、取締役体制を見直す。取締役会における社外取締役の比率を3分の1以上とし、取締役会議長を社外取締役から選任するなどして経営の透明性を高める。

関係者の処分では、昨年8月の問題発覚以前から不正を認識していた藤井拓己常務執行役員と磯野誠昭常務執行役員は6日付で退任、平田誠二執行役員は3月から4カ月間80%の減給処分にする。不正が発覚したコベルコマテリアル銅管の益野裕社長と神鋼メタルプロダクツの安藤裕幸社長は4月1日付で退任する。   ■報告書のポイント 【事実関係】 ・納入先は公表済みの延べ525社に加え新たに延べ163社判明 ・仕様を満たさない検査データを改竄する行為などがあった ・不正は遅くとも1970年代から行われていた ・OB含む役員5人が認識もしくは関与していた 【不正の原因】 ・経営が収益評価に偏重し品質コンプライアンス統制も不十分 ・過去の類似問題が発覚した際に経営陣が抜本的な対応をせず ・仕様逸脱も一定程度なら出荷して構わないとの考え方があった 【再発防止策】 ・会長職を廃止し独立社外取締役の構成比を3分の1以上に ・外部有識者でつくる外部品質監督委員会を設置 ・品質保証人材の教育、育成を進める

フジサンケイビジネスアイ

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