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send 知名度高い車種「復活」相次ぐ ホンダ「インサイト」、トヨタは「スープラ」

2018年11月2日 金曜日

ホンダの新型ハイブリッド車「インサイト」と開発責任者の堀川克己氏=東京都港区

ホンダは1日、ハイブリッド車(HV)「インサイト」の新型モデルを年内に国内で発売すると発表した。前モデルは2014年に生産を終えており、4年ぶりの「復活」となる。トヨタ自動車も来年、17年ぶりにスポーツカー「スープラ」を投入する予定で、惜しまれて販売を終了した車種の復活が相次ぐ。排ガス規制への対応などの“弱点”を技術革新で克服できるようになったことや、知名度の高い車種で品ぞろえを拡充するといった狙いが背景にある。

  使い勝手の良さ提案 新型インサイトは2つのモーターやリチウムイオン電池と、排気量1.5リットルのエンジンを組み合わせた。初代は1999年に投入され、トヨタの「プリウス」と競いながらHVの普及に大きな役割を果たした。 しかし、2009年に投入した2代目インサイトは販売台数でプリウスに大きく水をあけられ、ホンダは後継モデルを出さずに販売を打ち切った。 インサイトは前モデルまで、電池を中心としたユニットを荷室の下に搭載する設計構造上、後部座席が狭く、天井が低かった。荷室も比較的小さくなり、HVであることが室内空間を犠牲にしていた。これに対し、新型車はユニットを小型化するとともに、配置する場所を後部座席の下に変更することで空間設計の制約を解消し、デザインの自由度が向上した。ホンダの関係者は「以前は『電池を積んでるからごめんなさい』という部分があったが、今回は使い勝手の良い上質なセダンとして提案できた」と強調する。   トヨタは「スープラ」

トヨタ自動車が公開した「スープラ」の試作車

一方、トヨタは同社を代表するスポーツカーだったが、02年に排ガス規制への対応が難しくなり生産を終了した「スープラ」を復活させる。独BMWとの提携の一環として共同開発を進めており、来年1月に米デトロイトで開催される北米国際自動車ショーで世界初公開する方針だ。

輪車でも、ホンダは原付きバイク「モンキー」を、ヤマハ発動機はスポーツバイク「SR400」をそれぞれ今年、復活させた。いずれも数十年、幅広い利用者に親しまれた二輪車だが、排ガス規制への対応でコストが膨らむことなどから、生産をやめていた。前モデルでは、50ccの原付き1種だったモンキーは、排気量を125ccに変えるなど仕様を見直し、SR400は制御コンピューターやマフラー(原動機)を改良することで規制に対応した。

技術的な理由以外にも、車種を復活させるケースはある。ホンダが8月に投入した「CR-V」や、トヨタが来春に発売する「RAV4」は、いずれも海外で販売が好調なスポーツ用多目的車(SUV)。道路が狭い日本では、運転時に扱いやすい小型SUVが売れ筋で、ホンダは「ヴェゼル」、トヨタは「C-HR」の販売に軸足を移したため生産をやめていた。 だが、SUVの人気がさらに高まり、品ぞろえを充実させる必要が強まったことなどから、知名度の高い両車の復活を決めた経緯がある。(高橋寛次)       ■自動車、二輪車の「復活」車種 (車名/種類/発売再開/前モデルの生産終了) トヨタ ・RAV4/SUV/2019年春/2016年 ・スープラ/スポーツカー/19年前半/02年 ホンダ ・CR-V/SUV/18年8月/16年 ・インサイト/ハイブリッド車/18年後半/14年 ・モンキー(二輪車)/原付き2種/18年7月/17年 ヤマハ発 ・SR400(二輪車)/スポーツバイク/18年11月/17年

フジサンケイビジネスアイ

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