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send 生保、ESG投資を加速 持続的成長へ運用資産多様化

2016年12月14日 水曜日

  日本生命保険、三井生命保険のみならず、世界の機関投資家がESG情報を投資に組み込む活動を加速している。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も同投資を進めている。   機関投資家にとって、ESG投資は「環境保護などに優れた企業を応援する」という企業の社会的責任(CSR)の側面がある。   加えて、環境・社会・企業統治(ガバナンス)に着目する企業や団体は、長期にわたり持続的成長、収益が見込める安定した投資先で、年2~3%の利回りが見込める。   生保各社は、顧客から預かった保険料を10年から30年の契約満期まで長期国債などで運用している。長期の投資先として、ESG投資は「親和性がある」(第一生命保険)という。   現在、米国の長期金利(10年債)の利回りは、大統領選直前の1.8%台から「トランプ相場」によって2.4%台に上昇するなど、米国債が生保の投資先として、再び注目を浴びている。   しかし、米ドルの相場変動による損を回避するためのコストが12月に入り、「1.9%まで上昇している」(大手生保運用担当者)ため、実際の利回りは年0.5%程度にすぎない。

また、トランプ氏の保護主義の言及などによって、いつ金利が逆戻りするか分からないリスクもあり、「運用資産の多様化を図ることが課題となっている」(住友生命保険)。

 こうした状況から、住友生命は、2014~16年度までに3000億円を投じたESG投資を含む成長分野への投資額を今後3年でさらに増額する方針。 明治安田生命保険も4000億円からの積み増しを計画している。今後もESG投資先をめぐる争奪戦は続きそうだ。(飯田耕司、米沢文) ◇ ■国内生保の最近の主なESG投資(投資先/投資額/利回り/期間) 日本生命 アフリカ開発銀行の公衆衛生などのプロジェクト債券/1億ドル/2.5%程度/10年 第一生命 アフリカ開発銀行の食料確保に向けた債券/5000万ドル/2%程度/10年 明治安田 チリ国立銀行の社会貢献型債券/1億ドル/2.6%/10年 住友生命 日ASEAN女性起業支援基金/3000万ドル/-/- 三井生命 世界銀行の持続可能な開発(発展)債券/1億2500万豪ドル/3%強/15年 ※-は非公表

フジサンケイビジネスアイ

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