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send 武田、シャイアー買収で合意 日本勢過去最高の6.8兆円

2018年5月9日 水曜日

武田薬品工業のロゴマーク=東京・日本橋  

製薬売上高で世界9位

武田薬品工業は8日、欧州医薬品大手シャイアーを460億ポンド(約6兆8000億円)で買収することに合意したと発表した。国内勢で過去最高額の海外企業の買収となる。医療用医薬品の売上高は両社の単純合算で計2兆8135億円となり、業界で世界9位に浮上。トップ10に入る製薬会社が日本で初めて誕生する。武田は世界最大の米国市場でシェア拡大を急ぐほか、新薬開発を強化して収益を拡大し、生き残りを目指す。 国内企業の海外買収では、ソフトバンクグループによる2016年の英半導体開発大手アーム・ホールディングス(当時のレートで約3兆3000億円)が最大だった。 武田のクリストフ・ウェバー社長は8日の声明で「強い武田への変革が加速する」と強調。同社は同日、シャイアー買収後にグループ全体で6~7%の人員削減を実施する可能性があると発表した。一方、シャイアーのキルスビー会長は「強力なバイオ医薬品企業ができる」と、買収合意を歓迎した。

武田は新たに発行する27.26ポンド相当の武田株と、21.75ポンドの現金を組み合わせてシャイアーの全株式取得を目指す。買収手続きの日程の詳細は今後開示する。米JPモルガン・チェース銀行と三井住友銀行、三菱UFJ銀行は計308億5000万ドル(約3兆3600億円)を限度に融資し、資金調達を支援する。

調査会社の研ファーマ・ブレーンによると、16年の医療用医薬品の売上高は武田が世界17位で、シャイアーは22位。シャイアーは血友病や注意欠陥多動性障害(ADHD)、遺伝子難病など幅広い分野の治療薬を扱い、高い収益力を誇る。開発中の製品の約75%が希少疾患に集中しており、武田はこうした新薬候補を取り込んで開発時間を短縮する。

フジサンケイビジネスアイ

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