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send 日銀「物価失速なら追加緩和」 黒田総裁 海外経済、高まる悪化リスク

2019年6月21日 金曜日

記者会見する日銀の黒田総裁 =20日午後、日銀本店

日本銀行の黒田東彦総裁は20日、金融政策決定会合後に記者会見し「物価上昇の勢いが失われれば、躊躇(ちゅうちょ)なく追加金融緩和を検討する」と述べた。米国と中国の貿易摩擦の長期化を念頭に「保護主義を懸念している」と表明した。「海外経済が悪化するリスクは高まっている」と話し、国内景気に悪影響が及ぶことに警戒感を示した。 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が19日、早期の利下げを示唆したことには「主要国の金融政策運営が世界経済に影響を及ぼす可能性は十分ある」と述べた。一方、世界経済の先行きに関しては「今の時点で不況に陥る恐れがあるということではない」と強調した。 日銀は長期金利を0%程度に誘導し、変動幅はプラスマイナス0.2%程度を念頭に置いているが、黒田氏は「変動幅は厳格に捉える必要はない」と語った。 日銀は20日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めた。物価を年2%上昇させる目標の達成に向け、引き続き短期金利をマイナス0.1%とし、長期金利は0%程度に誘導する。国内景気の現状判断は「緩やかに拡大している」に据え置いた。一方、米国と中国の貿易摩擦を念頭に「海外経済をめぐる下振れリスクは大きい」とし、国内景気への影響を注視する姿勢を示した。 国内では10月に消費税増税を控える。円高の進行などで景気が失速すれば、日銀が追加緩和を踏み切る可能性もある。

フジサンケイビジネスアイ

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