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send 新社会人や学生をねらえ! 頭打ちのクレジットカード業界が「若者特権」切り札に

2016年5月18日 水曜日

  bse1605180500002-p1   高齢化でクレジットカードの発行枚数が頭打ちとなるなか、カード会社各社が新社会人など若年層の取り込みに力を入れている。初めてカードを持つ若年層が公共料金などをカード払いに切り替えれば、他カードに変更せず長期利用が見込めるためだ。ポイント還元率を高めたり、ギフトカードがもらえるキャンペーンを実施したりするなど競争が過熱している。   カード各社は、年会費やポイント還元率などで好条件を提示し、若年層の心をつかもうと懸命だ。   三菱UFJニコスは、2月に発行したカード「MUFGカード スマート」で、初めて23歳以下の年会費を無料にした。三井住友カードは「三井住友VISAデビュープラスカード」のポイント還元率で一般カードに比べ2倍つくサービスを実施し、差別化を図る。ジェーシービーは「若年層向けが前年度比で約2割増と安定して伸びている」ことを踏まえ、「JCBエクステージ」の入会キャンペーンを強化。インターネットでの新規入会、家族同時申し込みなどで最大8500円分のギフトカードを入会時に贈る取り組みを実施している。  

日本クレジット協会によると、2016年3月末の発行枚数は前年比3.1%減の2億5890万枚。病院、冠婚葬祭などカードが使える加盟店が増えていることを背景に利用額は伸びているが、発行枚数は10年の2億7405万枚をピークに、「ここ数年は頭打ちで、少子化で今後も大きな成長は見込めない」(三菱UFJニコス)という。

  こうしたなか、カード会社が力を入れているのが新社会人、学生の取り込みだ。特に、新社会人は入社を機にカードを所持するケースが多い。ジェーシービーによると、全世代1人当たりのカード保有率が84%となるなかで、20代は男性で72.9%、女性で74.9%にとどまっているという。  

初めて保有するカードで、電気、ガスといった公共料金や携帯電話代などを支払えば、よほどのことがない限り、別のカードに切り替えることがなく、「メインカードとして長年使ってもらうことが期待できる」(三井住友カード)。

  また、20代はインターネット通販での買い物にも抵抗感がない。インターネット通販サイトの多くが決済方法にカード払いを選択した場合、手数料を無料にしていることもあり、カードの高い利用頻度が見込めるという。若年層の囲い込み施策は、今後も激しさを増しそうだ。  

若年層向けクレジットカードの主な特徴

 ◆三菱UFJニコス「MUFGカード スマート」 ・年会費1000円(23歳以下は無料) ・国内、海外旅行傷害保険が最高2000万円 ◆三井住友カード「三井住友VISAデビュープラスカード」 ・ポイントが通常カードの2倍、入会後3カ月は5倍 ・26歳以降は「プライムゴールドカード」に自動でランクアップ ◆ジェーシービー「JCBカードエクステージ」 ・コンビニ、スーパー、ガソリンスタンドなどの優待店でポイント優待 ・20代向けゴールドカードも用意、空港ラウンジの使用も    

フジサンケイビジネスアイ

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