就活お役立ちビジネスニュース

send 快走SUV、熾烈な顧客争奪戦 ホンダ「CR-V」復活、トヨタは「RAV4」再投入

2018年9月3日 月曜日

拡大が続くスポーツ用多目的車(SUV)の国内需要を取り込もうと、自動車各社から新型車が続々と登場している。ホンダは30日、SUV「CR-V」を2年ぶりに復活させ、31日発売すると発表した。トヨタ自動車も来春に「RAV4」を再投入する。子育てを終えた年代がミニバンからSUVに乗り換える追い風もあり、顧客争奪戦が激化しそうだ。

ホンダが国内で発売するスポーツ用多目的車「CR-V」

世界的な人気車種 「グローバルモデルの日本投入で日本のホンダをもっと輝かせたい」。八郷隆弘社長は昨秋の東京モーターショーでこう宣言した。世界的な人気車種の再投入で国内での存在感を高める狙いで、昨年夏には6年ぶりに小型車「シビック」を復活。その戦略の一環で再投入するのが昨年、世界で76万台販売したCR-Vだ。 ホンダは好調なSUV「ヴェゼル」の販売に集中するため、2016年8月にCR-Vの国内販売を終了したが、その後、ヴェゼルよりサイズが大きい上級モデルを求める声が出ていた。国内事業を統括する寺谷公良執行役員は「2つの商品を両輪に国内市場で戦う」と意欲を示す。

5代目となる今回のCR-Vは、室内空間を広げ、ガソリン車には7人乗りの3列シート仕様も設定した。月1200台の販売を目指す。希望小売価格は323万280円から。11月に発売するハイブリッド車(HV)には発電用と駆動用の2つのモーターを組み合わせ燃費改善につなげる独自システムを搭載。発進時には電気自動車(EV)のようにバッテリーの電力だけで走行し、加速時にはモーターとエンジンの両方を使う。

  市場2倍超す伸び ホンダがCR-Vを復活させた背景には、国内SUV市場の急拡大がある。日本自動車販売協会連合会によると、13年まで20万台前後で推移したSUVの販売台数は17年に2倍以上の約46万台に到達。乗用車販売に占めるSUVの比率も拡大した。
SUVの国内販売台数の推移
ライバル各社の鼻息も荒い。トヨタ自動車も来春、05年発売の3代目を最後に国内販売を終えたRAV4を復活。米国のSUV販売台数で首位を昨年記録したRAV4で、市場開拓に弾みをつける。

SUBARU(スバル)も新型「フォレスター」のガソリン車を7月に発売。発売1カ月後の19日時点で約1万台を受注、月販目標2500台の約4倍と好調だ。9月には、カメラがドライバーの顔を認識し眠気や不注意がある場合に注意を喚起する技術を備えたHVを品ぞろえし「販売台数を上積みしたい」(広報担当)構えだ。

SUVは「悪路でも走りやすいオフロード車」というイメージが強かったが、市場拡大に伴って消費者ニーズが多様化。都会で乗り回すことも想定し高い燃費性能やスタイリッシュなデザインも兼ね備えた車を求める顧客も増えている。 「SUV市場がもう一段拡大すれば競争が熾烈(しれつ)になると覚悟している」と寺谷氏。先進技術とブランド力で個性をいかに際立たせるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。(臼井慎太郎)

フジサンケイビジネスアイ

就職コンサルナビ

イノベーションズアイ