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快走SUV、熾烈な顧客争奪戦 ホンダ「CR-V」復活、トヨタは「RAV4」再投入
2018年9月3日 月曜日

ホンダが国内で発売するスポーツ用多目的車「CR-V」
5代目となる今回のCR-Vは、室内空間を広げ、ガソリン車には7人乗りの3列シート仕様も設定した。月1200台の販売を目指す。希望小売価格は323万280円から。11月に発売するハイブリッド車(HV)には発電用と駆動用の2つのモーターを組み合わせ燃費改善につなげる独自システムを搭載。発進時には電気自動車(EV)のようにバッテリーの電力だけで走行し、加速時にはモーターとエンジンの両方を使う。
市場2倍超す伸び ホンダがCR-Vを復活させた背景には、国内SUV市場の急拡大がある。日本自動車販売協会連合会によると、13年まで20万台前後で推移したSUVの販売台数は17年に2倍以上の約46万台に到達。乗用車販売に占めるSUVの比率も拡大した。
SUBARU(スバル)も新型「フォレスター」のガソリン車を7月に発売。発売1カ月後の19日時点で約1万台を受注、月販目標2500台の約4倍と好調だ。9月には、カメラがドライバーの顔を認識し眠気や不注意がある場合に注意を喚起する技術を備えたHVを品ぞろえし「販売台数を上積みしたい」(広報担当)構えだ。
SUVは「悪路でも走りやすいオフロード車」というイメージが強かったが、市場拡大に伴って消費者ニーズが多様化。都会で乗り回すことも想定し高い燃費性能やスタイリッシュなデザインも兼ね備えた車を求める顧客も増えている。 「SUV市場がもう一段拡大すれば競争が熾烈(しれつ)になると覚悟している」と寺谷氏。先進技術とブランド力で個性をいかに際立たせるかが、勝負の分かれ目となりそうだ。(臼井慎太郎)