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send 広がるドローン活用サービス イベント演出や荷物運搬…身近な存在に

2016年5月23日 月曜日

bsd1605230500008-p1   物を運んだり、上空から撮影したりすることができる小型無人機「ドローン」を活用した新しいサービスが次々と登場している。イベント演出やゴルフ場での荷物運搬がスタート。熊本地震など災害現場での利用も進んでいる。技術や安全対策の向上によってドローンが身近な存在になる日も遠くなさそうだ。   ◆光や動き自動制御   4月20日、千葉県浦安市のホールで、発光ダイオード(LED)照明を球状に取り付けたドローン5機が津軽三味線の生演奏に合わせて編隊飛行し、V字になって「逆さ富士」を表現すると、約1300人の観客が一斉に拍手した。   この演出は、インターネット広告大手のマイクロアド(東京)が、ドローンを使って光と音で空間をデザインする新サービス「Sky Magic(スカイマジック)」の発表会として実施した。   渡辺健太郎社長は「舞台上や野外会場の空を新しい情報空間にすることが目的」と説明。招待された横浜市の20代の男性会社員は「見る人の感性をより刺激してくれる演出が期待できそう」と興奮した様子で話した。   同社は音楽に合わせてドローンの光や動きを自動制御するシステムを開発。ドローン1機に660個のLEDを取り付けた。現在は25機の同時飛行が可能で、年内には100機以上の編隊を目指す。イベント会場やテーマパークなどでの演出を想定する。   プログラミングなどの準備作業に3カ月以上かかり、利用料金は数千万円以上を予定。欧米からも問い合わせが来ているという。   ◆宅配への応用視野   インターネット通販大手の楽天は5月9日、千葉県御宿町のゴルフ場「キャメルゴルフリゾート」で、プレー客にドローンを使ってボールや軽食などを届けるサービス「そら楽」を始めた。   商品の受取所は、ドローンの飛行音がプレーの妨げにならないよう、他のホールから少し離れた場所にある15番ホールのティーグラウンド付近に設置。スマートフォンの専用アプリから注文できる。運べる商品の総重量は2キロまでで、送料は当面無料。クラブハウス付近の配送所で係員が箱(縦横20センチ、高さ15センチ)を機体に搭載し、顧客が受取所に到着するころに合わせて自律飛行で届ける。   約1カ月間、利用者の声や運用状況を分析し、サービス継続や拡大を検討する。三木谷浩史会長兼社長は「将来的には過疎地や山岳地帯での配送に応用したい」と宅配への利用を目指す。   NTT東日本は、東日本大震災をきっかけに、2012年から災害時に復旧作業や点検作業に使えるドローンの開発に取り組んでいる。独自開発したドローンは、災害時の通信設備の応急復旧を行うため、通信ケーブルのリード線を運搬することができる。カメラも搭載し、被災状況の確認や、橋の裏側にあるケーブルが通る管路の点検が可能という。   13年8月に発生した埼玉県飯能市の有間ダムでの崖崩れや、15年4月の北海道羅臼町での海岸線崩落などの災害現場で活用実績がある。   NTT西日本も15年3月にドローンを配備。熊本地震では、通信ケーブルが通る阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)が土砂崩れで崩落したため、被災状況の確認や、ケーブル復旧の準備作業に利用した。  

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