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send 工作機械、IoT活用で差別化 生産性向上の切り札に JIMTOF開幕

2016年11月18日 金曜日

  bsc1611180500005-p1   製造業に欠かせない設備をつくる工作機械業界が、あらゆる機器をインターネットで接続する「IoT(モノのインターネット)」技術を活用したサービスに乗り出している。工場に並ぶ複数の設備を結んで稼働状況を逐次把握することで、設備を効率的に運用して生産性を高めることができるのがウリだ。先端技術に対する顧客企業の意欲も高く、差別化の一環として工作機械各社は通信会社と連携するなどサービス面の強化を急いでいる。   bsc1611180500005-p2   不具合や稼働監視   「先進技術による新たなものづくりの息吹を感じてほしい」   日本工作機械工業会の花木義麿会長は17日、東京都江東区の東京ビッグサイトで同日始まった「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」の開会式でこうあいさつし、工作機械業界の進化を強調した。   世界最大規模の同見本市は2年に1度の開催。各社にとって絶好のアピールの場となる会場では、産業用ロボット大手のファナックが、年内にもサービス提供を開始する工場向けのIoT情報基盤「フィールドシステム」を披露した。NTTや米シスコシステムズなど通信各社と共同開発し、ファナックのロボットや工作機械に設置したセンサーから得たデータを分析し、不具合を予測する。  

オークマは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)子会社のGEデジタルと組む。GEデジタルのIoT基盤技術「PREDIX(プレディクス)」を工作機械に組み込んで出展。

  板金加工大手のアマダは拡充したIoTサービス「Vファクトリー」を披露した。従来の板金工程だけでなく、溶接や組み立てまでの全製造工程をつなぎ、製品の歩留まり率を高める。DMG森精機や牧野フライス製作所、ジェイテクトも複数の機械をネットワークとつなげて稼働状況を監視し効率化を図るサービスなどをそれぞれ紹介した。   一方、ネットの活用で懸念されるのが情報漏洩(ろうえい)のリスクだ。ヤマザキマザックは米シスコと共同開発した「マザック スマートボックス」を展示。米製造業向けの通信規格「MTコネクト」を採用し、サイバー攻撃などの不正アクセスを遮断する。  

顧客問題に対応

  これまでのJIMTOFは実機の展示が中心で、各社とも加工精度の高さ、温度変化による収縮の度合いを示す熱変位の小ささなど機械技術を競った。ところが、技術が一定レベルに達し、機械そのものでの違いを打ち出しにくくなっている。このため、各社は顧客企業が抱える生産面での諸問題に対応することで差別化を図ろうと、サービス強化に力を入れている。   今回のJIMTOFには過去最多の969社が出展した。海外21カ国・地域からも143社が参加。22日までの開催で、14万人の来場を見込んでいる。

フジサンケイビジネスアイ

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