就活お役立ちビジネスニュース

send 制汗剤市場、男性向け牽引 各社ラインアップ充実、直塗りタイプも好調

2014年4月21日 月曜日

bsc1404210500002-p1    汗ばむ季節になり、制汗剤市場が活性化している。中でも市場を引っ張るのは男性向け商品と肌に直接塗るタイプの商品。人間関係の希薄化に伴い、相手に嫌われまいと必要以上に臭いを気にする現代人の心理も背景にあるようだ。    ライオンビューティケア事業部で、制汗剤のブランドマネジャーを務める大古勝朗氏によると、1日複数回の使用や外出先での使用、さらに冬場を含め通年で使用するなど、使用頻度の変化が需要増の要因という。市場規模は2000年の272億円から13年は500億円を突破した。    スティックやシートといった新たなタイプの製品の売り上げ増も、市場全体の増加につながっている。「一時は市場の8割以上を占めていた」(大古氏)というスプレータイプは、他のタイプの台頭により、現在の売り上げ構成比は4割を切る程度になっている。    そうした中、ライオンは2月、衣服にわきの下の汗がしみてできる、いわゆる「ワキ汗・汗ジミ」に着目した「Ban汗ブロックロールオン」を発売した。直に塗るタイプの新製品だ。マイナスイオンを配合して汗が出る前にわき汗をブロックする新技術が受け、4月上旬には全制汗剤の中で販売数量1位を記録するなど、好調な滑り出しだ。    男性向け商品も市場を牽引(けんいん)している。男性用市場は、制汗剤全体の伸びを大きく上回り、13年は00年の3倍以上となった。    「Ag+」ブランドを展開する資生堂は、12年のブランドリニューアルに際して、初めて男性用の制汗シートを発売。さらに13年にはスプレータイプを発売した。今年は加齢臭対策を追加した商品を新発売し、ラインアップをさらに充実させた。「男性にも身だしなみに気をつける人が増え、制汗剤の購入率が増えてきたことから発売を決めた」(同社)といい、女性用よりも噴射力を高めるなどの工夫を施している。    直塗り、男性向けで訴求するのはシービック(東京・南青山)が展開する「デオナチュレ」ブランド。やはり、「特に若年層を中心に男性のエチケットや意識が高まっている」(マーケティング部の横峯勇太氏)とみており、欧州で古代に使われた記録が残るミョウバンを使用したパウダータイプなど、直接肌に塗る商品が好調だ。    ただ、体臭専門の「五味クリニック」(東京)の五味常明院長によると、ここ10年、自分の体臭が周囲の人を不快にする不安に駆られ来院する人が急増しているが、実際に体臭の治療が必要なケースは多くないという。五味院長は「最低限のエチケットとして臭いに気を使うくらいでちょうどいい」と指摘している。

フジサンケイビジネスアイ

就職コンサルナビ

イノベーションズアイ