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send 出光と昭シェル、合併を延期 「ベストなパートナーは揺るがず」

2016年10月14日 金曜日

  bsd1610140500006-p1   石油元売り2位の出光興産と5位の昭和シェル石油は13日、来年4月を予定していた合併時期を未定とし、合併を延期すると発表した。出光株の3分の1超を保有する出光創業家が両社の合併計画に反対し、年内に開く予定の出光の臨時株主総会で承認が得られる可能性は低いと判断した。10~11月としている昭シェル株の取得時期は変更せず、創業家への説得を続けて合併の実現を目指す。   同日の記者会見で、出光の月岡隆社長は「より多くの関係者から祝福されてスタートするのが理想。変更時期を申し上げないのは創業家へのメッセージだ。心底理解していただくために期限を切るのは適切でない」と説明した。昭シェルの亀岡剛社長は「(出光が)ベストなパートナーということは揺るぎない」と述べ、合併計画に変更がないことを強調した。   出光は合併に向け、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから昭シェル株を33.3%取得する計画だったが、創業家が6月の出光の定時株主総会で合併反対を表明。創業者長男の出光昭介名誉会長が代表を務め、出光の大株主である出光美術館など2つの公益財団法人も合併に反対することを決めていた。その後、創業家が昭シェル株の約0.1%に当たる40万株を取得するなど合併を阻止する対抗策を講じた。  

経営側は創業家に協議を申し入れていたが、創業家は7月11日の会談を最後に申し入れを拒み、話し合いは止まったままとなっている。両社は昨年7月、経営統合することで合意し、11月に経営統合の方式を合併とすることを決めた。現在、公正取引委員会の企業結合審査を受けている。出光と昭シェルの合併延期が判明したのを受け、13日の東京株式市場では両社の株価が下落した。

                  ◇ 出光興産の出光昭介名誉会長ら創業家側は13日、出光と昭和シェル石油が合併時期の延期を発表したことを受け、株主や取引先、従業員に不安定感が広がっているとして、「速やかに、かつ明確に『合併の白紙撤回』を決断してほしい」とするコメントを発表した。創業家側は、今回の合併が性質の異なるものを一緒にする「木に竹を継ぐ」ようなものだと指摘。その考え方は「今後も変わらない」と強調し、妥協する考えがないことを示した。今後の対応は、経営側がどう対処するかを見極めた上で検討するとした。

フジサンケイビジネスアイ

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