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send 全人代開幕 中国、目標下げ構造改革推進 17年成長率6.5%、金融の安定維持

2017年3月6日 月曜日

中国の全人代に臨む習近平国家主席(左)と李克強首相=5日、北京の人民大会堂(共同)

中国の第12期全国人民代表大会(全人代=国会)第5回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。李克強首相は政府活動報告で、2017年の実質国内総生産(GDP)成長率の目標を前年より事実上引き下げ「6.5%前後」とした。成長目標の引き下げは3年連続。成長鈍化を容認し構造改革を進める。会期は15日まで。

李氏は報告で、習近平共産党総書記(国家主席)を党中央の「核心」と位置付けたことを確認した。最高指導部が大幅に入れ替わる今年後半の第19回党大会を控え、習氏は全人代を通じ自らの求心力強化を図る。 全人代報道官は4日、17年度(1~12月)予算案で国防費が初めて1兆元(約16兆5000億円)を超える見通しを明らかにしたが5日は詳細な金額は公表されなかった。例年、全人代初日に公表しており極めて異例。

李氏は報告で「安定成長を保ちながらリスクを防ぐことに注力し、金融の安定を守る」と強調。過度に景気を刺激すればバブルが膨らむ懸念があるため、経済の安定運営を重視する。また「保護主義に反対し、経済のグローバル化がより公正で合理的な方向に発展するよう導く」と述べ、通商政策などで「米国第一主義」を貫くトランプ米政権を牽制(けんせい)した。構造改革では、鉄鋼、石炭の過剰生産能力の削減などを進める。

中国政府は、経済の失速を防ぐため17年度予算案で「財政政策をさらに積極的、有効にする」とし、景気を下支えする方針も示した。李氏は17年の成長目標について「より良い結果を得るよう努める」と付け加えた。(北京 共同)  

フジサンケイビジネスアイ

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