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send 伊藤忠、デサントTOB成立へ 株式4割取得か きょう結果公表

2019年3月15日 金曜日

14日午後、東京・神宮前のデサント旗艦店「DESCENTETOKYO」

伊藤忠商事によるスポーツ用品大手のデサントに対する株式公開買い付け(TOB)は14日、期限を迎えた。伊藤忠は15日に結果を公表する予定だ。開始前の株価の5割高という買い付け価格から、市場では異例の敵対的TOBにより株式保有比率は目標上限の40%を取得できたとの見方が多い。両社は結果を踏まえ、デサントの経営体制などに関して協議に入る。 伊藤忠は、利益の多くを韓国で稼ぐデサントの経営路線に不満を募らせ、1月31日からTOBを開始した。市場関係者は「伊藤忠は当初から3割を握っており、目標達成はほぼ確実だ」と予想する。これで伊藤忠は保有比率が3分の1を超え、株主総会で重要な決議事項への「拒否権」を握る。デサントは実質的に伊藤忠の支配下に置かれることになる。 デサントは今後の協議で、伊藤忠の利益を優先する経営を強いられれば少数株主に不利益が生じる恐れがあるとして、社外取締役の権限を拡大して伊藤忠の過度な介入を防ぐ協定書の策定などを目指す。物別れに終われば、伊藤忠が石本雅敏社長ら現経営陣の解任へ動く可能性がある。 市場では「せっかく五輪商戦に入るのに、イメージを損ない続けるのは、お互いにとってマイナスだ」と早期収束が望まれている。 ただ、両社はTOB期間中に和解協議の場を複数回設けたが決裂し、その後は文書で批判や反論の応酬を繰り広げた。近く協議を再開するものの、デサントの取り得る選択肢はさらに少なくなりそうだ。

フジサンケイビジネスアイ

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