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send ポーラ、新体操のメーク全面支援 「日本女性の美」に磨き 製品フィードバック

2016年8月19日 金曜日

  bsc1608190500005-p1   化粧品各社が、五輪出場選手の支援に力を入れている。リオ五輪では「フェアリージャパン」の愛称で知られる新体操日本代表のメークを、ポーラが全面的にバックアップしている。新体操などの美を競う採点競技では、メークが特に重要な要素を占める。化粧品会社の役割には、スポンサーを超えた重みがあり、活躍を願う気持ちは選手に負けないほど強い。   bsc1608190500005-p2   19日以降、個人総合と団体の各競技が行われるリオ五輪の新体操。会場のアリーナ・オリンピカでは、テレビ解説を務める田中琴乃さんがフェアリージャパンの直前練習を真剣な表情で見守っていた。   2008年北京五輪、12年ロンドン五輪で団体メンバーとして活躍。その後引退し、2年前にポーラ社員となった。   ポーラは、07年からフェアリージャパンを支援している。田中さんは、新人ながら6人いる美容コーチの1人に抜擢(ばってき)され、今度は「裏方」として選手を支えることになった。リオ五輪の競技用メークは、田中さんらが考え、化粧品も一から作った。  

「上品さや華やかさを感じさせながらも、日本女性らしい品格のある美しさ」。田中さんは今回のメークの狙いを語る。

  団体用では「目力」や立体感を引き出すため、目尻に妖精の羽根を思わせるパープルのアイラインを幅広に引き、まぶたには金メダルを意識してゴールドのアイカラーを施した。「ジャパニーズレッド」と名づけた発色の良い艶のある口紅は、日本の国旗がモチーフだ。   一方、個人総合に出場する皆川夏穂選手のメークは、爽やかなスカイブルーのアイカラーを採用。クールなまなざしと、皆川選手の持つ「芯の強さ」を引き出すことを狙っている。   「団体用は、15メートル離れた審判席から5人の出場選手が同じ顔に見え、統一感を感じやすい工夫も取り入れている」。田中さんは出来栄えに胸を張る。   本番では選手が自らメークするため、ポーラの美容コーチ陣は練習時間の合間を縫って講習会も実施。メークが長持ちするよう、ファンデーションをスポンジでたたき込むように塗るなどのテクニックを教え込んだ。こうしたテクニックは、美容コーチ自ら実験台となって編み出したという。  

化粧品会社では、ほかにもコーセーがシンクロナイズドスイミングの日本代表に基礎化粧品を提供。資生堂は、ゴルフなどの選手に2年前から日焼け止めや口紅を提供し、記者会見の印象が良くなるメークを指導している。

  各社が支援を強化するのは、自社のPRやブランドイメージの向上にとどまらない効果を期待できるからだ。新たな価値を発見し、製品にフィードバックすることはその一つ。「選手にとって化粧品はやる気のスイッチになっている」と話す田中さんには今後、五輪での“気づき”を消費者に広める仕事が待ち受けている。(井田通人)

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