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send プロスポーツ界に投資ブーム 五輪見据え買収相次ぐ 課題は経営人材育成

2018年11月5日 月曜日

YBCルヴァン・カップの優勝カップを掲げる湘南ベルマーレの選手ら=埼玉スタジアム

日本のプロスポーツ界に投資の波が訪れている。フィットネスジム運営のRIZAP(ライザップ)グループなど新興勢力が、球団やサッカークラブを買収する動きを加速。2020年の東京五輪・パラリンピックを好機と捉え、新規参入する企業は今後も続く見通しだ。運営に回る側の人材育成が長期的な発展の鍵となりそうだ。   ジムとの相乗効果 「戦うための体をつくりましょう」。サッカーJ1「湘南ベルマーレ」の合宿地。トレーニング中の選手にハッパをかけるのは、ライザップのトレーナーたちだ。 ライザップは4月、湘南ベルマーレの経営権を取得した。ライザップは「結果にコミットする」とうたったテレビCMで知名度を上げると、企業買収を繰り返しながら急成長した。瀬戸健社長は「スポーツとジム運営は相乗効果が大きい」と強調。スポーツへの関心の強いジムの顧客を、ベルマーレの観客として取り込むという。 ベルマーレは10月27日、国内サッカー年間三大タイトルの一つ、Jリーグ・YBCルヴァン・カップで初優勝し、結果を出した。 日本のプロスポーツは親会社の「広告宣伝費」として巨額の赤字が常態化していた。だが、2000年代に入りソフトバンクや楽天などがプロ野球に参入。ITを用いたマーケティング策を持ち込み、球団経営の改革に乗り出した。そうした変化はJリーグなどにも波及した。

球団やクラブの経営改善に伴い、以前に比べてスポーツ界へ参入するハードルは下がっている。通信販売のジャパネットホールディングスが昨年、サッカー「V・ファーレン長崎」を買収したほか、ITのミクシィは今年4月にサッカー「FC東京」に出資を決めた。

  普及にも好循環 さらにサイバーエージェントもサッカークラブを買収し、ディー・エヌ・エー(DeNA)はバスケットボールに参入した。衣料品通販サイトを運営するZOZO(ゾゾ)はプロ野球球団の運営に意欲を見せている。スポーツ経営に詳しいコンサルティング会社、フィールドマネージメントの並木裕太代表取締役は「日本のプロスポーツ界に本格的な投資ブームが訪れている」と指摘する。 企業の投資が増えれば選手育成や普及活動にも好循環が生まれる。ただ、「球団、クラブ経営を支える人材がまだ足りない」(DeNA川崎ブレイブサンダースの元沢伸夫社長)と指摘。スポーツビジネス界をリードしていく人材の育成が重要との考えを示した。

フジサンケイビジネスアイ

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