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send パナ最終益58%増、18年3月期 車載関連好調も先行きは「テスラ問題」に不安

2018年5月11日 金曜日

会見するパナソニックの津賀一宏社長(右)=10日、東京都港区

10年ぶり2000億円超、車載製品好調

パナソニックが10日発表した2018年3月期の連結決算は、最終利益が前期比58.0%増の2360億円と大幅増益になった。工場自動化に使うモーターや車載関連事業が好調で、業績が急回復した。ただ、今後の収益の柱と位置付ける電池事業は、車載用を納める米電気自動車(EV)メーカー、テスラの生産遅れの影響で赤字となった。今後の業績がテスラに振り回されるリスクは拭えない。 最終利益が2000億円を超えるのは08年3月期以来10年ぶり。売上高は8.7%増の7兆9821億円、本業のもうけを示す営業利益は37.5%増の3805億円と増収増益だった。19年3月期も、売上高が4.0%増の8兆3000億円、営業利益は11.7%増の4250億円を見込んでいる。 復調傾向にあるパナソニックの業績だが、足元、直面する大きな懸案がテスラ問題だ。17年7月にテスラが発売した低価格EV「モデル3」の生産立ち上げに時間がかかっているためだ。今年6月末までに週5000台の生産を目指すとしたが、3月末時点で2200台程度にとどまった。

この影響でパナソニックは2月に、電池関連の営業損益が約240億円下振れし、当初見込んだ黒字を確保できなくなったと公表し、18年3月期は2次電池で18億円の赤字になった。

津賀一宏社長は同日、東京都内で開いた決算記者会見で、テスラのモデル3について「量産の立ち上げにてこずっているが、確実に生産台数が上がってくる」との認識を示し、関連売上高の拡大が見込めると強調した。 車載用電池は、09年に買収した三洋電機の技術や設備も生かしてパナソニックが世界トップシェアを誇り、今後の経営の要諦をなす事業だ。テスラをリスクでなく、飛躍のステップにできるかが焦点となる。

フジサンケイビジネスアイ

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