就活お役立ちビジネスニュース

send ネット大手、AI活用本格化 DeNAは自動運転技術、ヤフーは記事選択に導入

2016年7月15日 金曜日

  bsj1607150500004-p1   インターネット大手が、相次いで人工知能(AI)の活用を本格化している。ディー・エヌ・エー(DeNA)とベンチャー企業「プリファード・ネットワークス(PFN)」は14日、AI研究を手掛ける合弁会社を設立すると発表。両社は、すでにDeNAのゲーム部門で協業を始めているが、今後は自動運転技術などにおける活用を目指す。楽天やヤフーなど、他のネット大手もコスト削減や利用者の利便性向上などを目的にAI活用を進めており、今後は人とAIの作業のすみ分けなども議論になりそうだ。   無人運転の配車に   PFNは、AI技術の中でも、脳の神経回路のようにデータを理解する過程を何層も重ねることで、データの特徴をAI自身が把握できるようになる「ディープラーニング(深層学習)」に強みを持つ。トヨタ自動車とも2014年から自動運転技術の共同研究を進めている。   DeNAもPFNのディープラーニングに注目。折半出資で合弁会社「PFDeNA」を立ち上げ、AI技術の共同研究やサービスの開発を行うことを決めた。自動運転ベンチャーのZMPと提携して自動運転の実用化を目指しているDeNAの守安功社長は、ゲームやヘルスケア、自動運転などの分野でのAI活用を挙げた上で「無人運転の車をどう配車するのか、どういう経路を走らせるのかなど運行管制にもAIは重要だ」と強調した。PFNの西川徹社長は「ディープラーニングはたくさんのデータがないとできない。DeNAの各サービスによる膨大なデータを元に、AIにしかできないサービスを作り上げたい」と話した。   楽天は、ネット通販モール「楽天市場」の約2億点という膨大な数の商品分類や需要予測、商品レビューの表示などでAIを活用している。同じ商品でも商品名が違うこともあるが、学習が進んだAIは同じ商品だと認識して分類できるという。需要予測は、AIにいつどの商品の検索が増えるかなどをリアルタイムで分析させることで「ユーザーが多様化して売れる商品が分かりにくくなっている中で意外な商機を見つけることができる」(楽天技術研究所の森正弥所長)という。  

読まれる記事選ぶ

  ヤフーは昨年5月から、スマートフォン向けに提供しているニュースでAIを活用。利用者が読みたいと思いそうな記事を自動的に選んでいる。利用者が過去に見たニュース履歴をAIが分析し、全く同じ言葉が使われていなくても意味が近い言葉を使っているニュースを中心に、独自に開発したプログラムで記事を選択している。ヤフージャパン研究所の田島玲所長は「人間の知見を取り込むことでデータを価値に変えられるのがAIだ」と強調している。   今後は、AIが人間の作業を肩代わりするところから、AIにしかできないサービスの創出へ各社の研究は進みそうだ。守安社長は「どういうゲームのキャラクターを作るかなど、クリエーティブな面は人間にしかできない。人間が得意なところとAIが得意なところは分ける必要が出てくる」と活用の方向性を示した。  

インターネット各社のAIへの取り組み

 ・カカクコム デジタルガレージなどと研究組織設置。AIなどを重点分野に ・サイバーエージェント 人と対話するプログラム「AIメッセンジャー」を企業向けに提供 ・ヤフー ニュースサイトで、その利用者の関心のある記事をAIで選択 ・楽天 楽天市場の商品レビューで、充実した内容のものを上位に表示 ・DeNA AIを活用したサービス・商品の提供を目的に合弁会社を設立

フジサンケイビジネスアイ

就職コンサルナビ

イノベーションズアイ