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send ソフトバンク、3.3兆円の賭け 英半導体設計大手アーム買収、従業員倍増へ

2016年7月20日 水曜日

  bsj1607200500001-p2   ソフトバンクグループは18日、英半導体設計大手アーム・ホールディングスを約240億ポンド(約3兆3000億円)で買収すると発表した。すべてのモノがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)の関連市場が今後大きく広がるとみて、その中核に、スマートフォン向け半導体設計で圧倒的なシェアを持つアームを据える狙いだ。買収額は、日本企業による海外企業へのM&A(合併・買収)で過去最大とみられる。   bsj1607200500001-p1   次のパラダイム変化   アームは半導体を設計・開発し、半導体メーカーにライセンス供与している。スマホやタブレット端末などのモバイル機器でのシェアは85%という。ソフトバンクの孫正義社長は18日、ロンドン市内で会見を開き、「インターネットでつながるものはパソコンからモバイル(スマホなど)になり、そしてすべてのモノになる。次のパラダイムシフト(劇的な変化)はIoTだ」と強調し、アームを「中核的事業にしたい」と述べた。   9月末までにアームの全株式を取得して完全子会社化するが、買収後も基本的に現経営陣を維持し、本社も英ケンブリッジ市から動かさない。一方で、英国での従業員数を今後5年間で2倍に増やすという。  

孫社長は「中長期の戦略を一緒に練り、経営陣を補佐し、投資の後押しをしたい」と述べた。自身が役員で入るかどうかは「決めていない」とした。ソフトバンクの事業との相乗効果に関して、「今すぐではないがある」と可能性を示すにとどめており、過去に買収したボーダフォン日本法人や米スプリントと異なり、投資的な側面が強いという見方もある。

  ポンド安の影響否定   EU離脱決定で英通貨ポンドが下落し、買収側が有利になったとの見方もあるが、孫社長は「ポンド安だが、アームの株価上昇もあったので中立だ」と、影響を否定した。   ソフトバンクは6月、中国の電子商取引最大手アリババ集団やスマホ向けゲーム大手スーパーセル(フィンランド)など、保有する株式を売却し、約2兆円を資金化していた。これとともに、みずほ銀行とは最大1兆円のブリッジローン(つなぎ融資)契約を結んでおり、全額を現金でまかなうという。   【用語解説】アーム・ホールディングス   英国のケンブリッジに本社を置く半導体企業。設立は1990年。製造はせず、開発、設計に特化する戦略を取っている。半導体メーカーからの技術使用料などが収益源。スマートフォンやタブレットといったモバイル端末向けに強い。2015年12月期の売上高は約9億6800万ポンド(約1350億円)、営業利益は約4億600万ポンド。    

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