就活支援ジャーナル

send 就活では会社の「軸」を見極めよう

2014年11月18日 火曜日

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 月間約300 万人が利用すると言われるアルバイト求人サイト「ジョブセンス」を運営する株式会社リブセンス(本社東京・品川区)。その創業者・村上太一氏は2012 年に最年少経営者として東証一部上場を果たすなど、IT 業界はもちろん、一躍時代の寵児となった感がある若手起業家だ。「仕事」に懸ける思いや「働く」ことへのアドバイスをいただいた。

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社会の不便や問題を発見して解消するのがビジネスの真理

 小学生の頃から「将来は社長になりたい」と思っていて、19 歳で実際にその夢を叶えるまで、常に会社を起こすための方法を考えてきました。起業に関する書物から学んだのは、「ビジネスとは世の中の不便や問題を解決すること」だという真理です。そのため、「不便」や「問題」を見つけ出そうと、世の中のあらゆるものをじっくりと見極めながら考えてきました。

 そんなある日目にとまったのが、アルバイトの求人ビラです。当時、個人商店や小規模な企業ではアルバイトを募集したくても、実際に応募があるかどうか分からない求人のために広告費を多くはかけられないため、雑誌や求人サイトを利用できないという「不便」がありました。それならば、より安価に情報発信ができるような求人サイトがあれば良いと考え、アルバイトを実際に採用するまでは費用が一切かからない「成功報酬型求人サイト」というビジネスを立ち上げることにしたのです。

 

苦しい時期の心の支えは「誰かを幸せにしたい」思い

 従来にはない新しいビジネスなのですから、必ずしも順風満帆というわけではなく、苦しい時期は少なからずありました。まったく収益が上がらない時もあったほどで、「こんな苦しい思いをして、なぜこの仕事をしたいのか」と悩んでしまうことも少なくありませんでした。

 しかし、そんな時に心の支えになったのが、起業の原点となる「不便や問題を解決し、多くの人を驚かせ、喜んでもらいたい」という思いです。その思いを実現するためには、途中で投げ出すわけにはいきません。

 この気持ちを社内の全員で共有したいと考え、経営理念として「幸せから生まれる幸せ」を掲げました。

 この理念に支えられ、会社のメンバー全員で力を合わせて一つひとつの実績を積み重ねてきたからこそ、現在の姿があるのだと自負しています。

 

 

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「成功報酬型」という新しいカタチを示した「ジョブセンス」

 

会社が持つ判断軸を見極め戦略的な就活を展開する !

 就職活動の場では経営理念や人事戦略、また採用の判断軸を見極めることがポイントになるでしょう。例えばリブセンスの場合、「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンを持っています。熱狂的なほどに何かを作り、世の中に影響を与え、喜ばれたいという気持ちを持った人材であるかどうかを判断軸としているのです。
 就活生のみなさんには「不安は行動でしか解消されない」ということをお伝えしたいと思います。仮にいまが苦しくても、とにかく動いてみることが重要です。これまでの二十年ほどの人生を振り返れば、自分の良いところは必ず見つかります。それをどんどん社会に発信していって欲しいと思います。

 

 

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