就活支援ジャーナル

send 一生は有限、本気になれる仕事を見つけること

2015年7月10日 金曜日

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 弊社が手掛ける「ユニクロ」は世界中で支持され、WorldRetailCongress(世界小売業者会議)から、「2014年度リテーラー・オブ・ザ・イヤー」を授与されるなど、小売業界において、日本で初めて、グローバルブランドとして成長した企業だと言えます。
 山口県宇部市の小さな衣料品店としてスタートした弊社ですが、事業規模が拡大し、組織が大きくなるに連れて、小売業の範疇を超えたさまざまな業務を展開するようになりました。例えば、生産業や企画業、広報活動など弊社の中にはさまざまな職種が存在しています。やりたい仕事が明確な人にとっては抜群の環境だと言えるでしょう。
 自分がやりたいことや目指す方向性が定まっていない人は満足いく人生を歩めないのではないかと思います。できるだけ若いうちに
 「一生をかけて自分が何を果たすのか」ということを見つけ出すべきだと思います。こうした発言をすると
 「物事を経験せずに将来を決めることは視野を狭めるのではないか」と反対意見があがることもあります。ですが、我々は限られた時間の中を生きていて、一生は有限だからこそ、仕事で自己実現を果たすために何をすべきかを考え、行動すべきだと分かるはずです。行き先が分からず同じところをぐるぐる回る人生よりも、目標や夢、希望や使命感などを持って生きていく人生の方が幸せだと思います。こう言い切れるのも、私自身が一定の年齢を経て、そのことに気がついたからです。「ユニクロ」を世界的な企業に成長させることができたのも、いつもそこに目標があったからです。
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 いまは「安定・安全・安心」な企業はどこにもありません。だからこそ、一人ひとりが経営者としての意識を持ち、そのために有効な時間を使って欲しいと思います。
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 現在の小学校において、競争=悪とされ、平等に扱うよう教育がなされているという話を聞きました。しかし、こうした考え方は世界の動きとは正反対なのです。競争があってこそ、世界中が進歩し、競い合うことで、自分自身を見つめ直し、優劣に気がつくことができるのです。大学までの学習とは、いかに自分という人間の本質を発見していくのかということだと感じています。だからこそ、就職活動に挑む学生のみなさんには、誰もが同じであると思ってはいけません。そして、幸せになることは「有名企業に入社して出世すること」ではないということを理解してほしい。どの会社にあっても、安定したポストなどありえません。だからこそ、高い志と仕事への情熱が求められるのです。そういった意味では、現在の就職活動の在り方にも疑問があります。世界経済の中心は民間企業の活動が握っています。だからこそ、民間が主役の世の中でなければならないのです。より自由な就職活動の在り方が提唱されることにより、就職活動に取り組むみなさんがより積極的に、かつ意欲的に社会に出ていけるよう、世の中が変わらなければいけないと感じています。
 新しい時代を創るみなさんがより良い社会を作っていってくれることに期待しています。

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